抗HIV薬ロピナビルとリトナビルの費用はどれぐらい?効果は新型肺炎にあるのか?




拡大を続けている新型コロナウイルスによる新型肺炎。

新型コロナウイルス
引用元:国立感染症研究所

先日新型コロナウイルスの分離に成功した、これから治療薬の開発が進められる、というニュースも飛び交いましたが、いまだ開発中段階で決め手が見つけられず、日々世界中で感染拡大しているようです。

そうした中で、一筋の希望が見出せそうなニュースもあり、それがHIV(エイズ)治療で使われる「ロピナビル」「トナビル」。

中国やタイで新型肺炎の治療として試験的に取り入れられているようですが、実際の効果や、薬代はどれほどかかるか、調べてみました。

抗HIV薬の使用状況

タイについては2月2日に報道されてますが、抗HIV薬に付いて以下のような状況。

タイ保健省は2日、新型コロナウイルスによる肺炎の治療で、症状が劇的に改善した事例を見つけたと発表した。バンコクにある国立病院の医師が、中国人旅行客の重症患者に、抗エイズウイルス(HIV)薬とインフルエンザ薬を併用して投与したところ、病状が回復しウイルス検査で陰性になったのを確認した。

引用元:日本経済新聞

ここでいう抗エイズウイルス(HIV)薬が「ロピナビル」と「リトナビル」、併用したインフルエンザ薬とはタミフル。

これを武漢から訪れた新型肺炎の患者に投薬したところ、48時間以内にウイルス反応が陽性から陰性に変わった(つまり症状が劇的に良くなった)のだそうです。

タイでは今後、他の患者にも同様の治療を試していく予定、ということから、この患者のように回復が確認させると、その有効性も確実なものになりそうです。

一方新型コロナウイルスの発生源とされる中国でも、1月26日にはロイターから、抗エイズウイルス(HIV)薬を試験的に使用している、との報道がありますね。

中国政府は23日公表の指針で、コロナウイルスに有効な治療薬はないとしたうえで、カレトラ配合錠「ロピナビル/リトナビル」を2錠と、吸引機器「ネブライザー」で投与される「アルファ・インターフェロン」を1日2回服用するよう勧めている。

引用元:朝日新聞

中国での治療ではより具体的に「ロピナビル/リトナビル」を2錠、「アルファ・インターフェロン」を1日2回服用、とあります。

ちなみにインターフェロンとは、ウイルス感染した時に再描画反応してつくられるたんぱく質のことのようで、このたんぱく質はウイルスを攻撃したり抑制する働きがあるのだとか。

抗HIV薬と、このインターフェロンの合わせ技を試しているのが中国、ということになりますね。(残念ながら今の段階では投与した結果がどうなったかの発表はないようです)

抗HIV薬にかかる費用は?

仮にこのHIV(エイズ)治療で使われる「ロピナビル」「リトナビル」が新型コロナウイルスに対して有効、となったとき、新型肺炎での薬の費用はどのくらいになるでしょうか。

具体的に「ロピナビル」「リトナビル」がどれほど費用が掛かるかは、調べた結果分かりません。

ただ、HIV感染の治療費については、岐阜県公式ホームページにある「エイズ・感染していることがわかったら」に記載がありました。

現在標準的な治療である抗HIV薬の多剤併用療法では、全額自己負担として、毎月15万から20万円程度かかると言われています。健康保険を使うと、国民健康保険も健康保険(被用者保険)も、共に3割の自己負担(3歳から69歳)となりますので、抗HIV薬だけで毎月数万円の費用がかかる計算となります。

引用元:岐阜県公式ホームページ

この説明によると、抗HIV薬だけで毎月数万円(健康保険の3割負担の場合)の費用がかかる、とあります。

今回タイの医療機関の情報からすると、抗HIV薬の「ロピナビル」「リトナビル」、それにインフルエンザ薬を併用して投与したところ48時間以内で陽性が陰性に変わった、とあることから、ここだけ見れば、投薬に必要な時間は2日程度。

タイの例は、もともとの患者の重症度がどれほどか、によるので、一般的に48時間以内とはならないと思いますが、仮に長くて1か月とした場合、抗HIV薬だけでみれば数万円(健康保険の3割負担の場合)。

これが1週間ともなれば、その4分の1程度(1万円も行かない程度ぐらいでしょうか)、さらに2日3日であれば10分の1程度(数千円レベル?)になるかもしれません。

1日も早く、これだ!というものが出てきますように。

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