クルーズ船の長期化はなぜ?感染者の国籍と14日間船内閉じ込めの理由




新型コロナウイルスによる新型肺炎の影響で、横浜港に停泊中の大型のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」。

引用元:毎日新聞

新型コロナウイルスによる宿泊施設での経過観察期間を2週間から10日間に短縮するとの発表もある中、クルーズ船では、2月5日にあらためて、そこから14日間船内にとどまる、といった対応になりました。

なぜこれほど長期化されているのか、感染者が最初10人、そして2月6日には新たに10人と合計で20人にもなっているようです。

感染者の国籍やクルーズ船における新型コロナウイルスの現状を調査してみました。

クルーズ船の状況

クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」については、TVでも連日報道してますが、NHKの報道を見てみると、

クルーズ船は先月20日に横浜を出発し、鹿児島を回って香港に立ち寄った際、船を下りた香港に住む80歳の乗客の男性が、新型コロナウイルスに感染していることが確認されていました。

中略

クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」は3日夜から横浜港の大黒ふ頭の沖合に停泊し、船内で乗客と乗員全員の合わせて3700人余りの検疫が行われています。

このクルーズ船では、香港で下りた80歳の男性が新型コロナウイルスの感染が確認されたことから、船内にいる乗員乗客に対しても新型コロナウイルス感染の可能性が出てきたのが始まり。

2月3日より横浜港の沖合に停泊し、乗員乗客約3700人の新型コロナウイルスに対する検疫が行われてますが、そうした中、10人の感染が確認され(日本人は3人)神奈川県内の複数の医療機関に搬送されてます。

船内に残るおよそ3700人の乗客と乗員については原則として14日間、船内にとどまり、客室などで待機してもらう方針だということです。

そして2月5日は、原則として14日間、船内にとどまる、ということが報道された、という流れ。

2月6日には続報として更に10人の感染が確認された、となってます。

感染者の国籍と14日間

新型コロナウイルスによる宿泊施設での経過観察期間を2週間から10日間に短縮するとの発表もある中、なぜ今回このクルーズ船の場合14日間なのか、と調べてみると、大元は運航会社。

横浜港に停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の運航会社は「株式会社カーニバル・ジャパン」になりますが、その公式サイトで以下のように発表があります。

ダイヤモンド・プリンセス乗船中の全乗客及び全乗務員の厚生労働省による検査の第一段階が完了し、採取した検体サンプルより10名の新型コロナウイルス陽性の反応を確認したと報告を受けています。

この10名には、オーストラリア籍の乗客2名、日本籍の乗客3名、中国籍(香港)の乗客3名、米国籍の乗客1名、及びフィリピン籍の乗務員1名が含まれています。

この10名へは検査結果を告知の上、海上保安庁の船艇によって陸上へ輸送し、現地医療機関へ搬送いたします。本船は引き続き検疫下におかれ横浜港に留まります。厚生労働省の定めにより検疫期間は最低14日間となります。

状況としては、新型コロナウイルス陽性反応の最初の10名の国籍内訳は、

  • 日本籍の乗客3名
  • オーストラリア籍の乗客2名
  • 中国籍(香港)の乗客3名
  • 米国籍の乗客1名
  • フィリピン籍の乗務員1名

続いて2月6日報道の新たに感染が判明した10人については以下の通り。

  • 日本人の乗客4名
  • 台湾人の乗客1名
  • 米国人の乗客2名
  • カナダ人の乗客2名
  • ニュージーランド人の乗客1名

2月6日現在で合計20名の感染が確認されてます。この20名をまとめると、以下の通り。

  • 日本人:7名(乗客)
  • 中国(香港):3名(乗客)
  • 米国:3名(乗客)
  • カナダ:2名(乗客)
  • オーストラリア:2名(乗客)
  • フィリピン:1名(乗務員)
  • 台湾:1名(乗客)
  • ニュージーランド:1名(乗客)

そして2月5日から更に14日間と長期間の停泊理由については、厚生労働省の定めによるもの、とされてます。

厚生労働省の定め、というところで調べてみると、頻繁に報道されたように「新型コロナウイルスの潜伏期間が最大14日程度と考えられる」という記述はあるものの、14日間外に出ないように、という定めは見つかりませんでした。

時事ドットコムでは以下のように報道しています。

加藤勝信厚労相は、クルーズ船内の人に対し、原則として14日間、船内にとどまってもらう考えを示した。感染時に重症化する恐れがある高齢者らに対しては、症状がなくてもウイルス検査を行う方針も示した。

引用元:時事ドットコム(2020.2.5)

運航会社が厚生労働省と相談をし、最近では経過観察期間を2週間から10日間に短縮という報道もありますが、今回のケースでは大事をとって原則14日間、としたのだと想像できそうです。

また2月5日から14日間、ということになると思いますが、そうなるとしたら、乗員乗客の検査も進み、2月5日をひとまずの区切りとしてウイルスの潜伏期間を考えて14日、としていることも考えられますね。

今回のまとめ

  • 横浜港のクルーズ船停泊が長期化されている
  • 現状20人に新型コロナウイルス陽性反応が出ている(日本人の乗客は7名)
  • クルーズ船の停泊期間は2月5日より14日間
  • 長期化している理由は、厚生労働省と相談して14日間と決めている模様
  • 乗員乗客のウイルス検査も進み、2月5日を一つの区切りと考え、そこから(大事をとって)当初考えられていた潜伏期間14日間としていることも考えられる

クルーズ船は大型客船ですが、大型と言っても船の上の想定以上の長期にわたる生活はストレスが大きそうです。

旅行の準備も、当初の旅行日程分しか用意していないのが普通だと思いますので、今後さらに約2週間船の中、となると、不便なこと、さらにストレスがたまる、それにより体調を崩す、ということも普通に考えられます。

拡大を続ける新型コロナウイルスですが、今回のクルーズ船のように他にも同じような例があるかもしれません。まだまだ注意が必要ですね。

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