新型肺炎の指定感染症指定のレベルは?MERS,SARSはどうだった?




中国武漢市が発祥とされる新型コロナウイルスによる新型肺炎。

これを指定感染症へ指定する、と1月27日の衆議院予算委員会で安倍総理大臣から表明がありました。

すでに報道されているように、今回の新型コロナウイルスによる新型肺炎の危険性のために、中国武漢市などに滞在している日本人救出としてチャーター機で帰国させる方針も打ち出してますね。

2003年のSARS、2012年のMERSと大問題になった感染症に対しても同様に指定感染症指定がされましたが、では、今回の新型コロナウイルスによる新型肺炎どのレベルの指定になるか、調べてみました。

指定感染症とは

衆議院予算委員会での安倍総理による「指定感染症」の表明は以下の動画で確認できます。

WHO(世界保健機構)は、今回の新型コロナウイルスに対してまだ検討中のようで「緊急事態宣言」などは行ってませんが、そうした中で日本国家として指定感染症への指定を行うのは「異例の決断」と政府関係者は語っているようです。

ではこの指定感染症とは何か。

まず感染症法(感染症予防法、感染症法、感染症新法とも呼ばれる)という、「伝染病予防法」「性病予防法」「エイズ予防法」「結核予防法」の4つを統合した法律がある(2007年に施行)。

この中で、危険性が高い順にレベルとして1類から5類に分類され、

  • 危険性が高く特別な対応が必要であると判断される場合、「指定感染症」に指定し対応
  • 危険度が高い新たな感染症では「新感染症」として分類し対応

つまり、指定感染症とは、感染症法により、危険で特別な対応が必要と判断される場合に指定されるもの、ということになりそうです。

ではまず、MERS、SARSではどうだったか。

MERS、SARSでの指定感染症指定

MERSは2012年にイギリスにて確認され、2015年に中東地域や韓国で拡大した新型コロナウイルス。感染者は1200人越え、死亡者は450人近く、とあるころから恐ろしいウイルス。(単純計算で致死率30%以上 ???)

MERSの場合、中東呼吸器症候群として、2類5号として分類されているようです。

2類5号では、患者である外国人は日本への上陸を拒否。

SARSは、SARSコロナウイルスによる呼吸器感染症。この時も新型肺炎と呼ばれ2002年11月から2003年7月までに香港を中心に約8000人が感染、37か国で774人が死亡されたと言われる恐ろしいウイルス。(単純計算で致死率9%ほど)

SARSの場合、2類4号として分類されてます。

この2類4号ではMERS同様、患者である外国人は日本への上陸を拒否。

新型肺炎の指定感染症指定

今回の新型コロナウイルスでは、指定感染症としてどの分類になるかはまだ発表されてませんが、MERSやSARSと同様にコロナウイルス系の新型肺炎、ということから2類になるのでしょうか。

1類には何があるか見てみると、エボラウイルス病、天然痘、ペストなどがそれにあたるようですね。

指定感染症に指定されると、患者の強制入院や就業制限などの措置が可能となる、ということで、行政からの強制力が働く、ということになりそうです。

通常、この指定感染症に指定するには、WHO(世界保健機関)が緊急事態宣言を出し、それを受けて指定感染症に指定する、という流れのようですが、政府としては、そうした判断を待っていては遅い、という危機感を持っている、となりそうです。

今回の新型コロナウイルスでは、中国からの旅行者が新型肺炎になり日本国内で入院、といった事態にもなっていて、それだけ緊急措置が必要、という表れにもなりますね。

今回のまとめ

  • 新型コロナウイルスによる新型肺炎は指定感染症の指定を受ける
  • MERSは2類5号
  • SARSは2類4号
  • 今回の新型コロナウイルスもMERS、SARS同様2類に分類されそう

指定感染症に指定されれば、普通のインフルエンザみたいな自宅待機といった甘い措置ではなく、強制入院(や就業制限)といった隔離措置が強制的に働くことになりそうで、少しでも拡大を防ぐ、という対策にはなりそうです。

判断が遅い!という声もあると思いますが、遅いにしても1日でも早くこうした措置が取られれば、拡大を防ぐことになるため、どんどんやってほしいですね。

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