
夫婦で寝室を別室にするのはいつからか、そのきっかけは?
私の場合、夫婦の寝室を分けた方が喧嘩が少なくなったりしましたが、実際寝室を別室にしている夫婦ってどのくらいいるのか、きっかけは何か、いつぐらいから別にしたのか、調べててまとめてみました。
また海外ではどのくらい寝室を別にしているのかもチェックしてみましたので、ご自身の過程と比べてみたりして参考にしてみてくださいね。
寝室を別にするのはきっかけやタイミング
夫婦が寝室を別にするきっかけやタイミングとしては、以下の4パターンぐらいになりますね。
- 結婚してから
- 子供が生まれてから
- マイホームを建ててから
- 寝言やいびきがうるさい(笑)
この他にも、喧嘩をよくするから、みたいな理由もあると思いますが、まずはこの3つについて詳しく見ていきましょう。
結婚してから寝室を別にする
結婚する前から「自分は1人で寝たい人なので、結婚してからも1人で寝させてほしい」という方が一定数いるようです。
こうした方は勿論結婚してから別室で寝ているはず。
また、お互いに仕事の関係上、家に帰る時間帯や朝起きる時間帯が夫婦で大きく異なったり、夜はしっかり眠り明日に備えたい、という理由で寝室を別にしている人もいますよね。
生活のリズムが異なる、というところですが、特にどちらかの帰る時間が夜中過ぎになる場合には、帰ってきた気配などで起こされてしまい、結局良く眠れない、翌日疲れる、次の日仕事がはかどらない、といったことから寝室を別にする傾向も強くなりそうです。
また起きるタイミングにしても、仕事の関係で朝が凄く早い(午前の3時とか4時など)でも、やっぱり起こされてしまったりしてよく眠れないなどがあり、別室にする、という傾向も強くなりますね。
子供が生まれてから寝室を別にする
夫婦二人だけなら良いですが、子供が生まれると、夜中でも授乳やおむつのお世話があり、仕事にいかなければいけない夫のことを気遣い、寝室を別にする夫婦もありますね。
赤ちゃんは時間を選ばず夜中だろうが明け方であろうが泣き出したりするので、母親もその世話に大変になりますが、そうした赤ちゃんの世話の音や気配で起こされる父親も「しっかり仕事して生活を支えて行く」といった大役を務める必要があることから、寝室を別にして仕事に影響が出ないようにする、ということをしている家庭も多いでしょう。
妻からしても、夫を気にしながら子供の世話をするより、別室にしてやりたいようにできる、というのはストレスを多少なりとも軽減出来て良いですよね。
マイホームを建ててから
アパート暮らし、部屋数の少ないマンション住まいの時は、そもそも1人ずつ寝る部屋がなくて(仕方なく?)一緒に寝ていたけど、夢のマイホームを購入する場合、部屋が増えてそれをきっかけに別室にするというご夫婦もいます。
アパートでは全体のスペースがそもそも小さいので、仮に別々にゆっくり寝たい、といったことも難しいですよね。
でもマイホームを建てたり広いマンションを購入すると、一人ひとりで寝れるスペースもでき、「これだったらお互いゆっくり寝れるね!」ということで、寝室を別にするケースです。
スペースが出来たことで、物理的に別々に寝ることが可能となる訳ですが、その元となる動機は、上で見た帰宅時間の違いや、そもそも結婚前から一人で寝る習慣を強く持っていたり、小さな子供がいるから、ということになるでしょう。
寝言やいびきがうるさい(笑)
夫か妻かはおいといて、寝言やいびきがうるさくて良く寝られない、というのも夫婦別室になるきっかけになりますね。
寝言やいびき以外にも歯ぎしりが気になる、という場合もあるでしょう。
すぐ寝付けてしまいそのまま朝までぐっすり眠れるという方もいると思いますが、ウトウトしつつ段々と夢の中に吸い込まれそうになったと思ったら、相手の寝言やいびきが聞こえて、気になって寝られない、ということもありますね。
「良く寝られない」ので明日の仕事などに響くということから、夫婦別の部屋で寝る、ということになりますね。
寝室が別室の割合は?
そうは言っても、実際に寝室を別にして寝ている夫婦の割合ってどのくらいなのか気になります。
不動産・住宅サイト「スーモ」の調査(SUUMO調べ)によると、以下の調査結果がでてるようですね。
- 夫婦の寝室が同じ割合:約68%。
- 別室の割:は約27%
つまり約3割の夫婦が別室で寝ているということになりそうです。
都心部に住んでいるなどでは、住宅の環境的に見て部屋数がそれほどとれないなどで割合は少なくなるかもしれませんが、調べる前に予想した数値より高めに感じます。といいつつも実は私も夫婦別室で寝ています。
なぜかといえば、旦那の帰りが遅すぎて、旦那が帰宅したタイミングなどで私が夜中に何度も目が覚めてしまい、それからあまり寝付けず次の日フラフラのまま会社に行く、ということも多くそれが辛かったから。(つまり夫婦で生活のリズムがかなり異なっていた、というのが理由)
その後私は子供を授かったタイミングと同時に会社を辞めたのですが、旦那は激務の会社だったので、夜中まで子供のことで起こしてしまうと旦那の体がもたない、次の日仕事がつら過ぎると思い、そのまま今でも夫婦別室にしています。
海外の事情はどうか?

夫婦の在り方も日本と海外とでは異なる面もあるかと思いますが、海外の夫婦の場合、寝室をどのくらい分けているのでしょうか?
色々と調べてみた所、最近は夫婦が別室になりつつある国が増えてきているようで、その中でも代表的な国が「イギリス」。
イギリスで行われた調査では、6人に1人は夫婦の寝室が別。
理由としては以下だそうです。
「夫のいびきのせいで質の良い睡眠を取ることができないから」
出ましたね、いびき(笑)。
イギリスでは「いびきルーム」と呼ばれるベッドルームがある自宅も多いのだとか。
家が広いからこそこうした部屋もあるともいえますが、確かに夫(いや妻かも知れませんよ!)のいびきが大きいと眠れない、寝ている最中に起きてしまう、など、睡眠不足の原因にもなりますね。
実は私の夫も、仕事で疲れて帰ってくると、いびきがとても大きい(笑)
夫は2階、私は1階で寝ているのですが、大げさでもなく、夫のいびきは1階まで普通に聞こえてくるんです。
ある日、あまりにいびきが下まで聞こえてくるので「ちょっと大丈夫か!?」と心配になって夫の寝室を夜中に覗いてみたら、めっちゃ寝苦しそうに寝ていました。
きっと、仕事のストレスが自宅に帰ってきてからも抜け切れらないまま寝てしまったのでしょう。(夢の中で仕事の続きをしているのかも)
こんな大きないびきをかいて寝ている夫を見ると、「一緒の部屋に寝ていたら、これは眠れないぞ」「別々の部屋で寝るのが私たちの場合は正解だな」と思ってしまいます。
寝室別だと離婚率は上がる?
夫婦の寝室が別だと、何か夫婦仲が良くなさそうな感じで、離婚率が上がりそうみたいな不安な気にもなるものです。
そう考える人も多かったようですが、今では「喧嘩を避けるために敢えて寝室を別にする」という夫婦が増えているそうですよ。
仲が悪くなるのを避けるため、と言い換えることもできますが、となると、寝室が別だからといって離婚率が高くなるということはありません。
実際、私の場合も寝室を別にしていることで離婚を避けることができている、とも言えるのかも。
そももそも寝室を別にしたのは、夫の帰りが遅く、生活のリズムが合わないことから、「このままではいくらお互いが好きで寝るときも一緒にいたいと思っても、それ以上にストレスが溜まってしまいそうだ」と本気で危機感を覚えたからです。
(ちょっと大げさに聞こえるかもしれませんが本当にそう思いました)
やっぱり長い長い結婚生活を円満に過ごすには、睡眠不足といった精神的にも肉体的にも良くない影響を与えるものは(賢く)回避しておく必要があると思います。
睡眠不足だとストレスもたまるし、そうしたことで些細なことでもすぐイライラしてしまったり、口げんかの元にもなり、お互い更にストレスがたまる、といった悪循環にもなりかねません。
お互いに喧嘩なんて本当はしたくない。
喧嘩の原因の全てが睡眠不足というわけではないですが、睡眠不足はストレスの元になる大きな要因、ということで、たとえ夫婦でも思い切って寝室を別にしてみる。
そうすることでお互い、寝るべき時間にはしっかり寝て、朝すっきりと起きる。これで、本来しなくても良い喧嘩がなくなるのです。
つまり、夫婦別々に寝ることで、夫婦仲を一定の水準にまず保つ、ということができるわけですね。
ただ寝室を別にするということは、それだけコミュニケーションが減るということにもなるため、言葉による心の触れ合いが希薄になってそれが離婚にもつながる原因の1つにもなり得ます。
寝室を別にして寝ている夫婦の場合は、お互いに時間がある、休みが合う、という場合には、出来るだけ意識してコミュニケーションをとるようにしていくと良いと思います。
別室で寝る夫婦まとめ
- 夫婦で寝室を別にする理由は、仲が悪いから、というのではなく、睡眠不足などお互いのストレスを減らすのが主な理由
- 夫婦で寝室を別にする割合は約3割
- きっかけは、結婚以前の習慣や生活リズムの違い、子どもが生まれる、マイホームを購入してスペースが増える、どちらかのいびきが凄い、など
- イギリスでは6人に一人の割合で夫婦の寝室は別
- 寝室を別にすることで離婚率が上がる、ということにはならない
お互い好きだから夫婦になったということから、寝るときも勿論一緒、という考え方は基本にあると思いますが、夫婦になったら何十年という長い間生活を共にするパートナーでもありますね。
二人の幸せな生活にはストレスを抱えながらというのは、それこそ離婚にもつながる要因にもなりますが、だからこそ寝室を別にして、寝るときはしっかり寝る、ストレスを次の日に持ち越さない、といった工夫もあるでしょう。
寝室を別にすることで心配になるのは、お互いプライベートな空間を持つことにもなるため、会話が減って心通わせるタイミングが少なくなる、というところです。
夫婦で寝室を別にする場合には、こうした点を念頭に、コミュニケーションをとる、何気ない会話を交わす、といった時間やタイミングを意識してとる、というこが大きなポイントになりそうですね。
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