夫婦で寝室を別にするのはいつから?割合やきっかけ、海外の例も調べてみた

夫婦の寝室を分けた方が喧嘩が少ないことに気がついたのは、いつ頃だったでしょうか。

私たち夫婦の場合、実は結婚してから旦那と一緒に寝た日にちは数えるくらいしかありません。

これを友達にすると「え!?まじで!?」ってびっくりされるんですよね。

そこで、今回は寝室を別にしている夫婦ってどのくらいいるのか、いるとしたらいつぐらいからか、そのきっかけを調べてみました。

また、海外ではどのくらい寝室を別にしているのかもチェックしてみましたので参考にしてみてください。

寝室を別にするのはいつから?

夫婦が寝室を別にするのは、

  • 結婚してから
  • 子供が生まれてから
  • マイホームを建ててから

の3パターンがあると思います。

各々詳しく見てみると...

結婚してから寝室を別にする

結婚する前から、「自分は1人で寝たい人なので、結婚してからも1人で寝させてほしい」とお願いしていた人なら、結婚してからずっと別で寝ているはず。

また、お互いに仕事が忙しくて、夜くらいしっかり眠りたいから、という理由で寝室を別にしている人もいますよね。

生活のリズムが異なる、というところですが、特にどちらかの帰る時間が夜中過ぎになる、などの場合には、帰ってきた気配などで起こされてしまい、結局良く眠れない、翌日疲れる、次の日仕事がはかどらない、といったことから寝室を別にする傾向も強くなりそうです。

子供が生まれてから寝室を別にする

夫婦二人だけなら良いですが、そこに子供が生まれると、夜中でも授乳やおむつのお世話があるので、仕事にいかなければいけない夫のことを気遣い、寝室を別にしている夫婦もありますね。

赤ちゃんは時間を選ばず夜中だろうが明け方であろうが泣き出したりするので、母親もその世話に大変になりますが、そうした赤ちゃんの世話の音や気配で起こされる父親も、しっかり仕事して生活を支えて行く、といった大役を務める必要があることから、寝室を別にして仕事に影響が出ないようにする、ということをしている家庭も多いでしょう。

マイホームを建ててから

アパート暮らしの時は、そもそも1人ずつ寝る部屋がなくて(仕方なく?)一緒に寝ていたけど、夢のマイホームが手に入ったら1人ずつ寝ているという人もいます。

アパートでは全体のスペースがそもそも小さいので、仮に別々にゆっくり寝たい、といったことも難しい。

でもマイホームを建てたり広いマンションを購入すると、一人ひとりで寝れるスペースもでき、「これだったらお互いゆっくり寝れるね!」ということで、寝室を別にするケースです。

スペースが出来たことで、物理的に別々に寝ることが可能となる訳ですが、その元となる動機は、上で見た帰宅時間の違いや、そもそも結婚前から一人で寝る習慣を強く持っていたり、小さな子供がいるから、ということになるでしょう。

寝室が夫婦別の割合は?

そうわいっても、では実際に寝室を別にして寝ている夫婦の割合ってどのくらいなのか気になります。

不動産・住宅サイト「スーモ」の調査によると、

  • 夫婦の寝室が同じだという人の割合は約68%。
  • 別室で寝ているという人の割合は約27%

という結果になったようです。

約3割の夫婦が別室で寝ている、ということになりますね。

最初思っていた予想よりも多めの数字ですが、実は、私も夫婦別室で寝ています。

しかも私の場合、結婚して1週間もしない間に寝室を分けました。

これはなぜかといえば、旦那の帰りが遅すぎて、私が夜中に何度も目が覚めてしまい、フラフラのまま会社に行くのが辛かったからです。(つまり夫婦で生活のリズムがかなり異なっていた、というのが最初の理由)

そして、私は妊娠と同時に会社を辞めたのですが、旦那の会社は激務の会社だったので、夜中まで子供のことで起こしてしまうと旦那の体がもたない、次の日仕事がつら過ぎるか、と思い、そのまま今でも夫婦別室で寝ています。

海外の事情はどうか?

夫婦の在り方も日本と海外とでは異なる面もあるかと思いますが、海外の夫婦の場合、寝室をどのくらい分けているのでしょうか?

色々と調べてみた所、最近は夫婦が別室になりつつある国が増えてきているようです。その中でも代表的な国が「イギリス」

イギリスで行われた最近の調査では、6人に1人は夫婦の寝室が別。

理由としては、なんと、というか、

「夫のいびきのせいで質の良い睡眠を取ることができないから」

だそうです。

イギリスでは「いびきルーム」と呼ばれるベッドルームがある自宅も多いのだとか。

家が広いからこそこうした部屋もある、ともいえますが、確かに夫のいびきが大きいと眠れない、寝ている最中に起きてしまう、など、睡眠不足の原因にもなりますね。

実は私の夫も、仕事で疲れて帰ってくると、いびきがとても大きい(笑)

夫は2階、私は1階で寝ているのですが、大げさでもなく、夫のいびきは1階まで普通に聞こえてくるんです。

ある日、あまりにいびきが下まで聞こえてくるので「ちょっと大丈夫か!?」と心配になって夫の寝室を夜中に覗いてみたら、めっちゃ寝苦しそうに寝ていました。

きっと、仕事のストレスが自宅に帰ってきてからも抜け切れらないまま寝てしまったのでしょう。(夢の中で仕事の続きをしているのかも)

こんな大きないびきをかいて寝ている夫を見ると、「一緒の部屋に寝ていたら、これは眠れないぞ」「別々の部屋で寝るのが私たちの場合は正解だな」と思ってしまいます。

寝室別だと離婚率は上がる?

夫婦の寝室が別だと、何か夫婦仲が良くなさそうな感じで、離婚率が上がりそうみたいな不安な気にもなるものです。

そう考える人も多かったようですが、今では「喧嘩を避けるために敢えて寝室を別にする」という夫婦が増えているのですよ。

仲が悪くなるのを避けるため、と言い換えることもできますが、となると、寝室が別だからといって離婚率が高くなるということはありません

実際、私の場合も寝室を別にしていることで、離婚を避けることができている、とも言えるところです。

そももそも寝室を別にしたのは、夫の帰りが遅く、生活のリズムが合わないことから、「このままではいくらお互いが好きで寝るときも一緒にいたいと思っても、それ以上にストレスが溜まってしまいそうだ」と結婚当初から本気で危機感を覚えたからです。

やっぱり、長い長い結婚生活を円満に過ごすには、睡眠不足といった、精神的にも肉体的にも良くない影響を与えるものは(賢く)回避しておく必要があると思います。

睡眠不足だと、ストレスもたまるし、そうしたことで些細なことでもすぐイライラしてしまったり、口げんかの元にもなり、お互い更にストレスがたまる、といった悪循環にもなりかねません。

お互いに喧嘩なんて本当はしたくない。

喧嘩の原因の全てが睡眠不足というわけではないですが、睡眠不足はストレスの元になる大きな要因、ということで、たとえ夫婦でも思い切って寝室を別にしてみる。

そうすることでお互い、寝るべき時間にはしっかり寝て、朝すっきりと起きる。これで、本来しなくても良い喧嘩がなくなるのです。

つまり、夫婦別々に寝ることで、夫婦仲を一定の水準にまず保つ、ということができるわけですね。

ただ、寝室を別にするということは、それだけコミュニケーションが減るということにもなるため、言葉による心の触れ合いが希薄になってそれが離婚にもつながる原因の1つにもなり得ます。

寝室を別にして寝ている夫婦の場合は、お互いに時間がある、休みが合う、という場合には、出来るだけ意識してコミュニケーションをとるようにしていくと良いと思います。

別室で寝る夫婦まとめ

  • 夫婦で寝室を別にする理由は、仲が悪いから、というのではなく、睡眠不足などお互いのストレスを減らすのが主な理由
  • 夫婦で寝室を別にする割合は約3割
  • きっかけは、結婚以前の習慣や生活リズムの違い、子どもが生まれる、マイホームを購入してスペースが増える、どちらかのいびきが凄い、など
  • イギリスでは6人に一人の割合で夫婦の寝室は別
  • 寝室を別にすることで離婚率が上がる、ということにはならない

お互い好きだから夫婦になった、ということから、寝るときも勿論一緒、という考え方は基本にあると思いますが、夫婦になったら何十年という長い間生活を共にするパートナーでもありますね。

二人の幸せな生活には、ストレスを抱えながら、というのは、それこそ離婚にもつながる要因にもなりますが、だからこそ、寝室を別にして、寝るときはしっかり寝る、ストレスを次の日に持ち越さない、といった工夫も勿論あるでしょう。

寝室を別にすることで心配になるのは、お互いプライベートな空間を持つことにもなるため、会話が減って心通わせるタイミングが少なくなる、というところです。

夫婦で寝室を別にする場合には、こうした点を念頭に、コミュニケーションをとる、何気ない会話を交わす、といった時間やタイミングを意識してとる、というこが大きなポイントになりそうですね。

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