サンドウィッチマン義援金4億の残りと伊達が残念に思う理由

引用元:https://talent.thetv.jp/

サンドウィッチマンの伊達さん、東北の被災地への義援金が4億以上、と報道を賑わせてますが、え?そんなに?と思った人も多いはず。

私もその一人で、内容を見てみると、宮城県へ約2,100万円、福島県へは約3,500万円とある。

では残りはどうしたの?みたいな疑問もわきますが、サンドイッチマンは2011年3月に起きた東北の震災直後から支援を目的に口座を開設し、義援金を毎年被災された方々のために送ってます。

こうした活動の中で、報道の在り方について伊達さんが残念に思うこともあったりして、これまでサンドウィッチマンの活動や義援金がどうなっているのか、私も知らなかったので調べてまとめてみました。

義援金の残りはどこへ?

サンドウィッチマンの伊達みきおさん、富澤たけしさんは、2011年3月11日におきた東日本大震災の直後の3月16日に、「“東北魂”東北地方太平洋沖地震義援金口座」と銘打った銀行口座を開設し、被災された方に向けて募金活動を開始してます。

その行動力がすごいですが、そこから今に至るまでその活動は継続され、今までは累計の募金も4億円を超えたのだとか。

サンドウィッチマンの伊達みきお(45)が、東日本大震災の発生から間もなく9年となる3日、自身らが開設した「東北魂義援金」を通じて被災地に届けた義援金総額が4億7691万8923円になったことをブログで報告した。

引用元:日刊スポーツ

これも多くの善意が集まった結果だと思いますが、そうした中、2020年3月には、宮城県・村井知事、福島県・内堀知事へ義援金を手渡したそうです。

伊達は「本日、皆様からお預り致しました東北魂義援金を、宮城県・村井知事…福島県・内堀知事へ手渡しさせて頂きました」と報告。内訳は、「宮城県『東日本大震災みやぎこども育英募金』へ…2102万1936円(サントリー烏龍茶・サンドウィッチマン東北愛ボトルにて、限定ボトルの売上1本につき2円を東北魂義援金にご協力頂いた金額です。) 福島県『東日本大震災ふくしまこども寄付金』へ…3545万2831円」とした。

引用元:日刊スポーツ

宮城県「東日本大震災みやぎこども育英募金」へ約2,100万円、福島県「東日本大震災ふくしまこども寄付金」へは約3,500万円。

微妙な端数が気になりますが、これは記事の中にもあるように、「サントリー烏龍茶・サンドウィッチマン東北愛ボトルにて、限定ボトルの売上1本につき2円を東北魂義援金にご協力頂いた金額」と、こうしたものに基づいて合計された結果の金額、だから、端数の金額となって表れた、ということになりそうです。

私の場合、サンドウィッチマンのコントは大好きでよく見るんですが、これまでサンドウィッチマンがこうした活動しているって全然しりませんでした(ごめんなさい!)

私と同じように、知らなかった、という人も沢山いると思いますが、そうした人が多分気になるのが、義援金が4億円以上にもなり、でも今回約2,100万円、3,500万円、と合計で約5,600万円、という点。

最初ニュースを見た時に、え?4億円も寄付したの?と思いましたが、あれ?残りは?と思った人も多いはず。

そこで調べてみると、サンドウィッチマンのこうした義援金の寄付活動は、今回だけでなく、これまで毎年行われていたのが分かりました。

これまでの活動

集まった義援金を東北へ、とする活動は、サンドウィッチマン伊達さんのブログで見ることができます。(以下簡単にまとめてますが是非実際に見てみてくださいね)

  • 2019年
    • 921万611円を岩手県・達増知事へ直接お届け
    • 震災孤児・遺児等支援のための寄附口座「いわての学び希望基金」にて活用される
  • 2018年
    • 948万5,255円を宮城県の村井知事へお届け
    • 震災遺児・震災孤児となった方の安定した生活、希望する進路選択が実現出来る様に活用される
  • 2017年
    • 665万7,599円を福島県・内堀雅雄知事に直接お届け
    • 東日本大震災による震災遺児・震災孤児支援の為に作られた『東日本大震災ふくしまこども寄附金』へ活用される
  • 2016年
    • 1,055万4,295円を岩手県・千葉茂樹副知事へ直接お届け
    • 「いわての学び希望基金」へ活用される
  • 2015年
    • 1,2045万5,221円を宮城県・三浦副知事へ直接お届け
    • 木梨憲武さんのチャリティーTシャツの売上金、木梨さんの絵画展の募金箱の金額501万5,485円も含まれる
    • 震災遺児・孤児となってしまった子供達の為に活用
  • 2014年~2012年
    • 2014年:600万5,228円:福島県「東日本大震災ふくしまこども寄附金」にて活用される
    • 2013年:539万7,349円:岩手県「いわての学び希望基金」にて活用される
    • 2012年:686万6,054円:宮城県「東日本大震災みやぎこども育英募金」にて活用される

こうして当初からその使用用途と実際の金額をブログ上で丁寧に報告してます。サンドウィッチマンさんの律儀な性格や、募金していただいた方々への感謝の気持ちがとても良く分かりますね。

伊達が残念に思うこと

そうした中、伊達さんが残念に思うことがあるようですが、ブログを拝見すると以下のようなことが書かれてます。

ニュースの書き方を見ると、我々二人で全てを寄付したみたいな捉え方をされてしまいそうな書き方が多いのが残念です。(だいたい、そんな稼ぎありませんし…)

この4億円を超す寄付(義援金)は、東日本大震災の後すぐに我々サンドウィッチマンが開設した『東北魂義援金』の口座に全国の方々からご協力頂いた金額の累計です。

更には、芸能界の大先輩やプロ野球選手、芸人の先輩からは手渡しで札束を託され驚いた事もありました。全部全部含まれているのです。

引用元:伊達さんブログ2018/02/14

つまり、こうしたサンドウィッチマンの活動をニュースで取り上げるとき、あたかもその義援金は全てサンドウィッチマンから出ている、みたいに捉えられかねない内容になっていることを残念と思う、と書かれてますね。

なぜかといえば、この義援金は、サンドウィッチマンが開設した口座に、全国の方からご協力をいただいたものの累計だから。

サンドウィッチマンの開設した口座の趣旨に賛同され、協力をして寄付をしてくれた人の気持ちや金額が、気が付けば累計4億円を超えていた、それをまるでサンドウィッチマンからのみ義援金が出ている、すごいだろ、みたいな、感じの記事になっている。

そうではなく、これは全国の方からの気持ちの集まり、そこを分かってほしい、ということですね。

だからこそブログでも義援金の詳細について毎年報告しているし、その気持ちもブログにつづっている、ということになるのでしょう。

いつのまにか東北の状況に関するメディアの報道も少なくなってますが、まだまだ苦労している方々も多く、これからもこうした善意の輪が広がり、活動が継続されていくと良いですね。

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