石破茂と瀬崎亮子が描く総裁選向け小説!20年後の未来プロフィール

引用元:https://www.sankei.com/

石破茂元幹事長が自民党総裁選向けに、将来のビジョンとして短編小説を発表しましたね。

「柔らかい日本 あるいはイシバ内閣にワタシたちが夢想する未来」

石破茂元幹事長のめざすところの「安全保障と地方創生の確立」の「地方創生」を分かり安く伝えたい、といったところになりますが、描かれている世界は今からおよそ20年後の未来。

結論的には小説内にもある「いくつになっても仕事や生きがいを持ち、自分の能力や個性を最大限活かせる社会を実現」というところですが、主人公がいきなり大学3年生の2歳児の子供を持つシングルマザー、という設定。ある意味極端に見えますが、変革、改革は、えてして極端な発想、ビジョンが元になるもの。

さて、どんな世界でその主人公は暮らしているでしょうか?短編小説の背景、作家から、主人公の暮らす20年後の未来の世界まで見て行きましょう。

短編小説の背景

この短編小説は、9月の自民党総裁選に向けて石破茂総裁選特設サイトで発表されたもの。

この短編小説は、特設サイトにある「こんな日本にしてみたい」、というところで以下を掲げている冒頭にある、ということから、その導入的位置づけ、目指すところはこういった社会にあり、そのために以下をする必要がある、という関連となっているようです。

  • ①地方創生が日本創世のカギ
  • ②人間と技術の融合が生み出す暖かい社会
  • ③イノベーションで一人でも多くの生命を守る
  • ④包容力のある社会で不安のない子育て・老後
  • ⑤暖かいテクノロジーで安心で快適な社会
  • ⑥暖かい経済社会環境で不安のない若者の船出
  • ⑦暖かい国民の意識改革で期待感のある女性活躍
  • ⑧人口減少社会における一人一人の大切な働き手に温かい社会
  • ⑨ライフステージに応じた生活の基盤が用意されている暖かい社会

「暖かい」がある意味キーワードになってますが、これらが実現される未来の社会を、小説の主人公である「大学3年生の、2歳児の子供を持つシングルマザー」の目を通してみるとどうなるか、それが短編小説になって描かれている、という形のようですね。

作家は誰?

この小説の作者は「瀬崎亮子」。

実在の人物ではなく、石破茂陣営のメンバーや秘書らで作った、ということですが、石破茂監修、ということになるのでしょう。

小説の言いたいところ

小説の中にも出てくる言葉

「いくつになっても仕事や生きがいを持ち、自分の能力や個性を最大限活かせる社会を実現」

石破茂の基本「安全保障と地方創生の確立」の「地方創生」を分かりやすく伝えたい、といったところになるでしょう。

いつの時代か

小説中に主人公がつぶやく「二十年くらい前までは、そもそも学生で赤ちゃんがいるというだけで眉をひそめるような風潮があった」というセリフから、今からおよそ20年先の未来を描いているようです。

20年後の未来に至る過程

  • 東日本大震災の経験などを通して、東京一極集中がよくないこと、
  • 通勤ラッシュや1日中会社でパソコンに向き合うライフスタイルでうつ病等の問題
  • これらを通して地方にいる父母と一緒に緑あるところに住みたいなど、各自がライフスタイルと真剣に向き合いだした

こういった状況が政府を大きく動かしたきっかけとなり(つまり今回の自民党総裁選が分岐点)、それが未来(主人公のいる現在)へつながっている

そこに至るまでに小説で描かれているポイント以下の通り。

  • 一人一人が人生を選べる環境作り
  • 自分がやりたいことを仕事にできること
  • そのためにあらゆる制度改革を行う
  • 兼職推奨、定年制廃止、
  • 家事は分担などによる女性の働く環境UP
  • 働くことができなくなった人のための学びの場は国や自治体がサポート

こういった世界に変わっていく起点は、東京近郊にいる人の内「エッジの効いた職業」(IT関連やクリエイターで東京にいる必要性があまりない人たち)で、これらの人々が東京から全国各地への移住を開始しコミュニティーが生まれ、税制に後押しされる形で企業も移転を開始する。

地方ではそれぞれの地域が知恵を絞った結果「テーマパークみたいな都市」が全国に誕生し、そういった都市に共感したり関連産業に従事する人が移住を開始する。

(東京一極集中に終わりをつげ、地方創生、地方再生が始まる)

(この知恵を絞って何かを生み出す、そして成功させる、というところが一番難しいがそこは特に描かれていない。知恵を絞るというより、移転した企業のジャンルを絞り、それと呼応する形で地域の特色と合わせて何かを生み出す、という流れか)

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主人公のプロフィール

  • 名前:不詳
  • 年齢:21歳ぐらい
  • 性別:女性
  • 職業:
    • 大学3年生のシングルマザー(2歳児の子を持つ母)
    • 大学はホテルパーソン育成特化
    • カフェ(高校の先輩が開いたお店)で3時間ほどバイトしている
  • 家族構成:
    • 夫:東北のCGデザイナー専門学校に通っている。主人公とは結婚自体は実はしてなさそう。出会いは東京なのでしょうか。
    • 子供:2歳の子供(悠希 ゆうき くん)
    • 父親:東京の会社勤め:月に1,2度、4日から5日家族のもとで過ごす
    • 母親:一緒に地方で暮らす。ネイルサロン3店舗経営
    • 祖父母:もともと地方暮らし。その場所に母と共に移住
    • 住居:元々は東京住まい。今は祖父母、母親、子供と一緒に地方住まい(東京からの移住組)

地方住まいにあたっては、主人公の父母とするために2階建ての空き家をしっかり活用でリフォーム。

子供は毎日保育所に預け大学に通う。子供は父親と別れて暮らしているが、地域には面倒を見るシニアの人も多く「遊び場」とよばれる環境があったりして寂しいとは思っていないとか。

夫(子供の父親)は現在東北のCGデザイナー専門学校に通っている。主人公や子供と一緒に暮らしていないし、結婚も実際していない模様。

主人公曰く「子供の父親には子供に対して何もしてもらっていないし、それでいいと思っている」ということから、養育費などはもらってないし、何か育児に対してなにをするべきかといった協議もしていない、という感じから、実際結婚もしてないようだ。ただし、年に一、二回くらい、子供と一緒に三人で出かけるころがある。

父親は今でも東京の企業務めだが、ジョブ型雇用(いついつまでにこの仕事を仕上げる、といったもの)のため、どのように時間を使うのかには自由度があり、月に1度か2度、一回の滞在で4日や5日は地方に戻る。

母親は、元々ネイルサロンでパートタイムで働いていたが、地方への移住政策が非常に整っているのか、地方に移住していきなりネイルサロンを開業。今ではすでに3店舗経営。

20年後の日本

働き方

テレワークしている人が増えているため、地方移住がしやすい環境。

高齢者の概念も変わり、高齢者(引退した世代)は80歳以上。それまでは、パワーアシストスーツなどを活用して、身体的衰えもカバーし、バリバリ働く。

勉強をして良い会社、大企業に入り出世する、ではなく、それ以前にやりたいことを見つけ、その道に進む、その仕事に従事する、という世界。

医療

医療も進み、障害のある人も一緒に学んだり働いたりしている。

かつて(現在)問題となっている高齢者医療や介護負担による財政圧迫は、働き方に関連し、地方移住が進みシニアの活躍の場が増えたことで解消される。

ネットの発達や人工知能(AI)により遠隔での手術や診療も可能で、地方の医療水準も全く問題なくなっている。

結婚と子育て

妻、夫、というより、祖父母含めた家族という概念が中心になっているかもしれない。結婚観は薄れている、または結婚という制度自体が何か変わっているのかも。

子供が育てられない人は、引き取り手が沢山。男性同士、女性同士の結婚も普通の世界。地域には子供の面倒を見てくれるシニア世代が多くいるので、シングルマザーでも困らない。

大学生で結婚し子供がいる人たちが多く、大学に保育所が併設されているのが普通。保育士も学生が多い(単なるアルバイトか、または保育士の資格取得に変革があったのか?)。職場にも普通に保育所がある

大学に保育所の併設が必要に迫られるくらい学生結婚や学生での出産が増えたのか、学生での結婚や出産を奨励するために大学に保育所が併設されたのか、社会人で出産し学校に戻る人が多いのか、といったところまでは描かれていない。単純にどういった環境でも子育てができる未来の象徴の1つとして描かれているのかもしれない。

女性の社会進出と差別

社長や企業幹部も半分ぐらいは女性で、セクハラとかパワハラも減少(主人公が女性だけに女性視点でのみ語られている)

学校教育

飛び級制度が導入され、ITや研究職などで若くして成功する人が多い。この関連で、主人公の大学では12歳の天才児もいる。

中学では金融とか税制を習うようになり、個人個人の企業の風土が高まり、地元で働く人が増える(地元が起業しやすくなっている模様)

英語教育では、大学三年生の主人公は英語の日常会話は普通にできている、ということから、小中高で読み書きの英語から実践的な会話中心にがらっと変わっている。(母親が会話ができないが難しい単語などを知っていて不思議などの感想ももらしている)

地方への大量移住を契機にしてか、地方の方が専門的職業教育では進んでいる。目的が明確は人は地方の大学や専門学校に進む。料理人、パティシエ、左官やとび職、農林水産業など多様な学校があり、早ければ16歳からそれなりに働くことができる。

大学は40歳代、50歳代、12歳の天才児といった、いろいろな世代が混じっている。40代、50代の学生は一度仕事をした後に、改めて学びたいと入学してくる、ということだが、生活基盤がどうなっているのかまでは描かれていない。国や地方のバックアップ制度があるとの想定か。

20年後の東京

地方移住が活発化したら東京はさびれるか、といえば、20年後の東京は以下の通り。

  • 東京はメガロポリス(多くの大都市が深い関係をもって帯状に連なっている地域。メトロポリス(大都市、首都)以上のもの)のようになっている
  • 観光名所などは昔からの人々が支えているが、アジアの他の大都市との競争でMICE(マイス:会議や招待旅行、展示会などビジネスと関わりがあり多数の人の移動を伴う行事)や世界的企業の取り合いが続く場所
  • 治安が良い(外国人が沢山いても治安を維持)、ごはんが美味しい(お米は美味しく海産資源も豊富?)
  • 医療先進国としてのブランドも確立している
  • これらから、インバウンドの数(訪日外国人数)は世界第一位(街に出れば半分ぐらいは外国人)

働き場所がネット活用で地方分散になっており、主人公の父親も東京の企業で働きながら1か月のうちに1,2回、おのおの4,5日は地方で家族と共に過ごす、という働き方になっている。

東京にメインの拠点を置くところもあるが、企業も地方進出が進み、昔からの場所(観光名所)以外は、海外からの企業も沢山きていそうな勢い。

※)MICEとは、の4つの頭文字からとったもの
Meeting(会議・研修)、
Incentive(招待旅行、travel,tour)、
Conference(国際会議・学術会議)or Convention、
Exhibition(展示会)or Event

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未来を示すビジョン

今回は総裁選に向けての未来へのビジョンを、短編小説、という形で石破茂陣営が公表しています。

設定がそもそも「大学3年生の子供を持つシングルマザー」が主人公、ということから、ある意味「現実離れしている」ととらえる人も多そうですが、変革、改革は、そういった現実から1歩2歩3歩と進めた姿から逆算して始まるもの。

小説の内容自体は「なんでも解決している、子育てにやさしい、人にやさしい未来」、というところですが、1つ1つ理由付けをさりげなく織り交ぜながら説明している短編小説ということになるでしょう。

内容に共感する/しない、現実的としてとらえる/とらえられない、などはあるでしょうが、今回の総裁選だけに限らず、xxx内閣反対とかではなく生活にどう影響するのかその未来を描くこと、xxx政策実施すると賃金上昇などといった単純なものではなく、それにより未来の生活、ライフスタイルはこう変わる、というところを選挙の時にこの小説のように描いてもらえると分かりやすいですね。

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