PR

【都道府県別】生涯未婚率の推移とランキング

生涯未婚率とは「50歳になった時点で、まだ一度も結婚をしたことがない人の割合」を指しますが(政府の統計資料などで使われる言葉)、この生涯未婚率について、都道府県別に見てみるとどうなるか。

まずは、生涯未婚率の推移と予想、そして、都道府県別の男性、女性の生涯未婚率ランキングとその推移、また生涯未婚率の変化率ランキングも合わせて見てみると何かが見えてくるかもしれません。

最後に都道府県別の男性女性の生涯未婚率の推移のグラフを付けてますので、気になる都道府県の詳細はそちらを見てみてくださいね。

スポンサーリンク

生涯未婚率の定義をおさえておく

生涯未婚率とは「50歳時点、まだ一度も結婚をしたことがない人の割合」を指し、「45歳から49歳」、「50歳から54歳」の未婚率の平均値から算出するものです。(0歳までに一度でも結婚したことがある人は生涯未婚率の中にカウントされない)

政府統計上では1920年からデータをとっているようですが、50歳時点で「生涯未婚」としているのが何か決めた時代も感じそうな表現です。

1920年ごろと言えば、当時の日本の平均寿命は「男性42歳」「女性が43歳」といった時代。この頃であれば確かに50歳時点で「生涯未婚」をとらえることが出来そうですが、今や平均寿命も「男性81.47歳」「女性87.57歳」です。
厚生労働省:令和3年簡易生命表より)

結婚、ということと、子供を産み育てる、という事を考えれば、今でも生涯未婚率は50歳時点を基準にしてもそれほど間違ってないとも言えますが、それでも「生涯未婚」という表現からすると、基準を少し引き上げ一般的な定年あたりの60歳時点などに修正しても良さそうな感じもしますね。

生涯未婚率の推移と予想

では生涯未婚率について、その推移などを早速見て行きましょう。

以降のグラフや表にあるデータは、総務省統計局『国勢調査報告』に基づき厚生労働省の「人口統計資料集」(最新は2020年)を元にしています。

ただ注意が必要なのは、実は「生涯未婚」(50歳まで一度も結婚したことがない)という数値は調査されておらず、あくまで調査した時点で「未婚かどうかの数値」という参考数値になります。

ただ、50歳時点で未婚、という数値で、大体傾向が分かる、ということになるので参考数値で見てみる、ということになりますね。

数値はパーセントを示します。

全国平均の推移

ではまず未婚率の全国平均の推移から見てみましょう。

グラフを見れば一目瞭然ですが、1980年から1990年を境に、男性、女性とも未婚率が急上昇

急上昇し始めた1980年と比べてみるとかなりの上昇になってます。

  • 男性:2.6%から今や28.25%と、およそ10倍
  • 女性:4.45%から17.81%と、およそ4倍

また1960年から1980年にかけては、女性の方が未婚率が高かったものが、1990年には逆転し、男性はそのままどんどん率が上がります。

女性も未婚率は急上昇してますが、
2020年では女性17.81%に対し男性28.25%と、男性は女性の約1.5倍

  • 男性は10人に3人ぐらい
  • 女性は10人に2人ぐらい

こうした割合で、50歳時点で未婚の状態という結果。

男女で差が付く要因としては、男性の方が再婚率が高い(その分未婚女性が少なくなる)というのと、微妙に影響するのが男女の人口比。50歳以下で見れば各年代とも数%づつ男性の方が女性よりも人口が多いので、結果男性と女性に大きな開きができる、という説明がされてますね。

スポンサーリンク

今後の予想

1980年ごろから急上昇した大きな要因としては、1986年に施行された「男女雇用機会均等法」。これにより女性の社会進出が飛躍的に向上し、結果として仕事を頑張る、結婚しない、という人の率が増えた、というところ。

今後の予想としてこの未婚率がどうなるかは、少し古いですが平成29年版厚生労働白書からすると以下の通り。

2020年時点はこの予想通りに推移していて(男性が若干低く見積もられてますが)これまで男女とも急激に上昇してきた未婚率も、2020年ごろからは緩やかな上昇へと変わる、というグラフになってます。

2020年時点の予想も大体あっている、ということからすると

  • 2035年には、男性:約29%、女性:約19%
    (男性10人に3人、女性は10人に2人)

これだけの割合が、50歳時点で結婚していない、ということになりますね。

2035年の段階で、果たしてこの数値となるのか、または更に上になるのか下になるのかを考えれば、まず下になることは考え辛いところです。

未婚率の上昇が「男女雇用機会均等法」による「女性の社会進出の飛躍的に向上」によるものだとすれば、女性の社会進出は今後さらに伸びると考えるのが普通でしょう。という事で言えば、上で見るグラフのように伸びていくのはそうだとしても、今後法改正により、女性の社会進出がさらに加速する、となれば、予想以上の値になると考えられそうです。
(実際2020年は男性がこの予想よりも数値的に高くなってますね)

少子高齢化に関連し、未婚率を下げることを考える時、30代、40代、50代でも結婚願望あっても結婚しないとなれば、それは「結婚するよりも仕事を優先する」といった考えか、「結婚すると仕事が不利になる」というマイナス思考がある、ということになるかもしれません。

とすれば、

  • 仕事よりも結婚した方が良い、という環境をいかに作っていくかが物凄く重要

ということになりますね。

2030年問題の影響

また、政府の未婚率推移の予想グラフでは、なだらかな曲線とならず、2030年から2035年にかけて、曲線が上向きになってます。

この2030年からの上昇予想はいわゆる「2030年問題」というのが関係して、このような形で出していると見れますね。

2030年問題とは、日本の人口が減少し超高齢化社会になる、2015年時点から比べれば、およそ労働人口が約850万も減少し経済活動の低迷を招く、という日本にとって(悪い意味で)非常に大きな転換期。

つまり、2030年ごろから、労働力の不足を招く = 結婚より仕事優先の意識が更に高まる、ということが考えられ、未婚率の上昇に勢いがついてしまう、ということの表れになるでしょう。

スポンサーリンク

都道府県別のランキングとその推移

では続いて、都道府県別の未婚率のランキングとその推移を見てみましょう。

都道府県別ランキング

男性に見る都道府県の未婚率のランキング(データは少し古いですが2018年を参考にしてます)は以下の通り。(データ自体は2015年までのものです)

男性の場合は、全国平均以上が17都道府県。

1位に沖縄、2位 岩手、3位に東京、4位 新潟、5位 秋田。
それ以下も眺めてみれば東北地方の割合が多い、というランキングになってます。

ランキングの下から、

  • 1位は奈良、2位は滋賀、3位 福井、4位に岐阜、5位 三重

と、中部から関西にかけてのエリアで未婚率が低い、という結果。

続いて女性を見てみましょう。

女性の場合は全国平均以上が13都道府県で、男性と大きく異なり

  • 1位東京、2位北海道、3位は大阪、4位高知、5位沖縄

特に東北エリアに集中している、ということはないようです。

ランキングの下から見れば、1位福井、2位滋賀、3位岐阜、4位山形、5位三重と、こちらは男性同様、中部エリアによっている傾向にありそう、という結果になってますね。

未婚率の差ランキング

では男性女性の「未婚率の差」をランキング形式で見てみるとどうなるか。

単純に男性、女性のパーセントの差を見ているだけのため正しい数値ではありませんが、これからみる未婚率の男女差ランキングでは、

  • 1位は茨城、2位 栃木、3位 岩手、4位 福島、5位 新潟

と、関東から東北にかけて、男性と女性の未婚率の差が大きい、となりました。

つまりこれら茨城や栃木、岩手などは、男性の未婚率に対して女性の未婚率が低い、ということで、大雑把に言えば男性から見れば結婚しづらい地域、と見ることができるかもしれません。

下からの順位を見れば、

  • 1位 奈良、2位 福岡、3位 大阪、4位 北海道、5位 兵庫

ちなみに6位に東京がありますが、8位に長崎、9位 熊本、10位 大分、12位 宮崎、14位 鹿児島、と九州地方が比較的多いことから、九州地方は未婚率の男女差が少ない、となりそうです。

過去55年のランキング推移(男性)

では未婚率の「都道府県ランキングの推移」を見てみましょう。

ここでは未婚率の都道府県TOP5の推移になりますが、1960年から2015年までの過去55年でみれば結構凄い入れ替わりが見られます。

1位の沖縄、3位の東京は、常に上位にいるところですが、2015年時点で2位の岩手は、ほぼ最下位から2000年には6位、2005年には3位、そして2015年には2位まで来ています。物凄い急上昇。

2015年時点で5位の秋田も、岩手同様、1960年ではほぼ最下位だったところが、順次上昇し、2010年では9位、2015年では5位となってますね。

スポンサーリンク

過去55年のランキング推移(女性)

続いて女性の都道府県ランキング推移を見てみましょう。

1960年こそ2位だった東京は、その後はずっと1位です。大阪も順位変動が少ないですね。

高知をのぞいた北海道、沖縄、といった北と南がほぼ最下位から1980年、1990年あたりで一気に駆け上がってきています。

男女雇用機会均等法が非常に影響した地域は、北海道、沖縄だったかも、ということになるでしょうか。

未婚率の変化率ランキング

では少し視点を変えて、1960年からの未婚率の変化率、最近の2000年からの未婚率の変化率を都道府県ランキングで見てみましょう。

変化率(大)ランキング(男性編)

まずは男性から。

1960年からの過去55年で見てみれば、もっとも未婚率が変化したのが沖縄、そして東京、岩手と続きます。沖縄、東京、岩手は、2018年時の最新データ(2015年)ではTOP3にはいっているところですね。

2000年からの過去15年で見てみれば、1位秋田、2位北海道、3位青森、と東北、北海道地域が高い変化率を示しています。

55年前からではなく、15年前からみれば、沖縄や東京などは他の都道府県から比べれば大きな変化をしているわけではない、ということがわかりますね。

変化率(小)ランキング(男性編)

では逆に、変化率が小さいところはどこか、こちらもランキングで見てみましょう。

1960年からの過去55年で見てみれば、最も変化率が小さいところは奈良、続いて滋賀、福井、和歌山、岐阜、と続きます。

2000年から見た過去15年の変化率では、東京や沖縄、といった未婚率のトップグループの変化率が最小となってますね。

これらから見れば、東京、沖縄の未婚率は毎年伸びているものの段々と落ち着きだしている、と見ることができそうです。

変化率(大)ランキング(女性編)

続いて女性編です。

1960年からの過去55年で見てみれば、もっとも未婚率が変化したのが東京。続いて北海道、沖縄、高知、福岡、大阪、と続きます。日本の中心と北、南で大きな変化となっている、というところ。

2018年時の最新データ(2015年)の未婚率ランキングでは、東京1位、北海道2位、大阪3位、高知4位、沖縄5位、福岡6位、となっていて、上位6つの都道府県が過去55年で一番未婚率に変化があった、という結果に。

2000年からの過去15年で見てみれば、

1位 北海道、2位 大阪、3位 京都、4位 高知、5位 大分

と北海道と関西方面が高い変化率を示しています。

現時点で未婚率のTOP5(東京、北海道、大阪、高知、沖縄)と見比べれば、北海道、大阪、高知、といったところが、ここ15年で未婚率が非常に上昇した、と見れそうです。

スポンサーリンク

変化率(小)ランキング(女性編)

では「変化率が小さい都道府県」もランキングで見てみましょう。

1960年からの過去55年で見てみれば、最も変化率が小さいところは女性の場合、福井、続いて滋賀、三重、山形、岐阜、と続きます。

福井、滋賀、三重、は、男性でも変化率が小さい(福井は下から3番手、滋賀は2番手、三重は6番手)ところ、ということで、

  • 福井、滋賀、三重の3県は、毎年未婚率は上昇しているが、比較的安定もしている、

とも見れそうです。

2000年から見た過去15年でも、上で見た福井や滋賀、三重、といったところが変化率が小さいところ。

過去55年間、また過去15年間で見ても、

  • 福井、志賀、三重、が未婚率の伸びが少なく、比較的安定している、

と見れそうです。

都道府県別の未婚率の推移

では最後に、都道府県各々にみる未婚率の推移を見てみましょう。

北海道地方

北海道は、女性で2015年の未婚率が2位のところ。また、男性、女性の未婚率の差でみても、下から4位と、男性、女性の差が少ない地域です。

<北海道の推移>
(ランキング女性2位、未婚率の男女差:下から4位、55年変化率:女性1位、15年変化率:男性2位、女性1位)

東北地方

東北は、男性の未婚率では2018年時データのランキングでは、岩手2位、新潟4位、秋田5位、また、2000年からの過去15年で見た時に、高い変化率を示している地域。

また、男性と女性の未婚率の差ランキングでも、岩手は3位、福島4位と、男性・女性の未婚率の差が大きい地域でもありますね。

<岩手県の推移>
(ランキング男性2位、未婚率の男女差3位、55年変化率:男性3位、15年変化率:男性5位)

都道府県別の未婚率 推移
青森県(15年変化率:男性3位)秋田県
(ランキング男性4位、15年変化率:男性1位)
宮城県山形県(下からランキング女性4位、55年少ない変化率:女性4位、15年少ない変化率:女性4位)
福島県(未婚率の男女差:4位) 
 

関東地方

関東では、東京が男性、女性とも未婚率の大きい場所(男性 3位、女性 1位)。それもあり、男性、女性の未婚率の差は、下から6番目、ともなっています。

男性、女性の未婚率の差だけでみれば、茨城がランキング1位ですね。

<東京都の推移>
(ランキング男性3位、女性1位、55年変化率:男性・女性1位、15年少ない変化率:男性1位)

都道府県別の未婚率 推移
茨城県(未婚率の男女差:1位)栃木県(未婚率の男女差:2位)
群馬県埼玉県
千葉県神奈川県(55年変化率:男性5位)
スポンサーリンク

中部地方

中部地方も未婚率が各県毎年上昇しているとは言いつつも、全体で見れば安定している地域。(グラフの全体の形は他の都道府県と変わらない)

未婚率の最新ランキングで男性では新潟が4位。

ランキングの下から見れば、福井3位、岐阜が4位、三重が5位、女性では、福井1位、岐阜が4位、三重が5位。

<福井県の推移>
(下からランキング:男性3位、女性1位、55年少ない変化率:男性2位、女性1位、15年少ない変化率:女性1位)

都道府県別の未婚率 推移
山梨県(15年少ない変化率:女性2位)長野県
富山県石川県
新潟県
ランキング男性4位、未婚率の男女差:5位
静岡県
愛知県岐阜県
(下からランキング男性4位、女性3位、55年少ない変化率:男性5位、女性5位)
三重県
(下からランキング(男性・女性)5位、55年少ない変化率:女性3位、15年少ない変化率:女性5位)
 
 

近畿地方

近畿地方では、大阪、京都の女性をのぞけば、全体的には未婚率は低い傾向。男性では未婚率ランキングの下から、奈良 1位、滋賀 2位、女性でも 滋賀2位、ともなってます。

ただし大阪は未婚率(女性)で、東京、北海道に続きランキング3位(京都が7位)。

未婚率の差ランキングでは、下から1位が奈良、3位に大阪ともなってますね。

<奈良県の推移>
(下からランキング(男性)1位、未婚率の男女差:下から1位、55年少ない変化率:男性1位)

都道府県別の未婚率 推移
滋賀県(下からランキング:男性2位、女性2位、55年少ない変化率:男性2位、女性2位、15年少ない変化率:男性4位、女性3位)京都府(15年変化率:女性3位)
大阪府(ランキング女性3位、未婚率の男女差:下から3位、15年変化率:女性2位、15年少ない変化率:男性3位)兵庫県(未婚率の男女差:下から5位、15年少ない変化率:男性5位)
和歌山県(55年少ない変化率:男性4位) 
 

中国地方

中国地方は、これが特徴といったところがなく、割と平均的な地域。

鳥取県が過去15年の未婚率の変化率(男性)で、秋田、北海道、青森に続き4位に入ってます。

<鳥取県の推移>(15年変化率:男性4位)

都道府県別の未婚率 推移
島根県岡山県
広島県山口県

四国地方

四国地方では高知が特徴的ですね。

未婚率ラインキング(女性)では、東京、北海道、大阪に続いて第4位(男性では9位)。また、未婚率の変化率で過去55年間の推移では、男性、女性とも4位に。

<高知県の推移>(ランキング女性4位、55年変化率:男性4位、女性4位、15年変化率:女性4位)

都道府県別の未婚率 推移
香川県愛媛県
徳島県 
 

九州・沖縄地方

九州・沖縄では、特徴は何と言っても沖縄。未婚率ランキングでは男性で1位、女性で5位です。(男性の場合、1970年では最下位の未婚率だったのが現在では1位と急上昇)

福岡は未婚率の差ランキングでは下から2位。

<沖縄県の推移>
(ランキング男性1位、女性5位、55年変化率:男性1位、女性3位、15年少ない変化率:男性2位)

都道府県別の未婚率 推移
福岡県(未婚率の男女差:下から2位、55年変化率:女性5位)佐賀県
長崎県熊本県
大分県(15年変化率:女性5位)宮崎県
鹿児島県 
 

最後に

今回は都道府県別を中心に未婚率を見ましたが、例えばランキングで男性2位の岩手、5位の秋田など、その推移を見ればものすごい勢いで急上昇していることが分かります。

今後環境の変化、特に「仕事がしやすくなればなるほど、この傾向は他の地域でも進むだろう」と考えた場合、政府予想の50歳時の未婚の割合の推移も高ぶれして行くかも知れません。そこに2030年問題がぶつかると、その後の未来がかなり危ういものになりそうです。

仕事はしやすくなる、でもその中でも結婚するともっと幸せ、という環境が作り出せるかどうか、これが大きな鍵を握りそうですね。

⇒ 秘密の社内恋愛マニュアルに戻る

スポンサーリンク

コメント