待機児童が保育所に入れない理由や場合とは?入れる見込みがない方が良い?!

少子高齢化の時代ですが、大問題となってる待機児童。

なぜ少子高齢化、といっているなかで待機児童が保育園に入れない、といった事が起こるのか。待機児童の実態や、待機児童となる理由を見ていきましょう。

また、これだけ待機児童は問題だ、と言っている一方で、実は「認可保育園に入らなくて良かった」という場合もあるようです。その理由はどんな所にあるかも合わせて見てきましょう。

待機児童の実態

そもそも待機児童とは何か。

待機児童とは、保育所に入所の申請をしても定員オーバーで入ることができず、入るための順番待ちとなっている児童。

これにより何が問題かといえば、家計を助けるために仕事に出たい、などの事情で子供を保育所に預けるしかない、といった家庭では、仕事に出ることができない、ということになりますね。

2018年9月厚生労働省発表によれば、待機児童の状況は、

  • 2018年4月時点で待機児童数:19,895人

これは10年ぶりに待機児童が2万人を下回る結果になってます。

発表資料からグラフを引用すると以下の通りですが、何が示されているかと言えば...

  • 緑の棒グラフ:保育の受け皿
    • 市区町村と企業主導保育事業における保育の受け皿拡大
      2013年から比べて53.5万人増加
  • 水色の棒グラフ:申込者数
    • 申込者数
      2013年から比べて42.3万人増加

まず緑と水色の棒グラフで、2013年から比べると、申込者数42.3万人増加しているところが、受け皿はそれ以上に53.5万人増加。結果として待機児童数が減少している、ということになります。

  • ピンクの折れ線グラフ:女性の就業率
  • 赤の折れ線グラフ:待機児童数

申込者数が増加している背景は、女性の就業率が年々上がっている、というところに要因があると見ていて、それがピンクの折れ線グラフ。

2013年から比べればこの女性の就業率は約7%上昇してますが、それに対して上で見た受け皿が拡大しているので、結果、赤の折れ線グラフのように2018年には前年に比べて待機児童数は減少し、10年ぶりに2万人を下回る19,895人となった、というのが現時点での待機児童の状況です。

市区町村での待機児童の状況

現時点で2万人弱の待機児童、となりますが、全国の市区町村ではどうなっているのか、みてみましょう。

  • 約8割の市区町村で、待機児童数はゼロ

国会などでも随分話題に上っている待機児童問題で、全国でこの問題が発生しているのかと思いきや、実はそうではない、ということです。これはかなり意外な結果ですね。

では待機児童数が多いところはどこか、と言えば、以下のようになってます。

待機児童数の多いトップ10の自治体になりますが、一番多いのは兵庫県の明石市。2位以下に、岡山県岡山市、東京都世田谷区、と続きます。

傾向としては都市部に多くみられ、待機児童数の全体の70%(待機児童数13,930人)が都市部に集中している、となってますね。(東京の区がトップ10に3つも入ってますし)

また待機児童率の高いトップ10の情報もありますが、以下の通り。

沖縄県の占める割合が異常に多いですね。

保育施設の利用率は、女性の就業率の増加と共に年々増加してますが、待機児童で最も多いのが1・2歳児。待機児童数19,895人の割合を見てみれば以下の通りです。

  • 0歳児:2,868人(14.4%)
  • 1・2歳児:14,758(74.2%)
  • 3歳児以上:2,269人(11.4%)

1・2歳児の待機児童が全体の7割以上にも達してます。ここのところの解決がどれだけスピード感をもってできるかが課題でしょう。

待機児童がでる理由

少子高齢化、といわれる時代、子供が少ないのになぜ待機児童が出るのか。

その理由は、勿論受け皿が申込者に対して十分でない、少ない、ということになりますが、上で見たように、特に問題となっているのが待機児童全体の7割を占める1・2歳児。

女性の社会進出、というより、経済状況悪化、夫の給料が思ったように上がらない、子供が授かったのは嬉しいが共働きでないと家計を維持するのは難しい、とういことで、専業主婦だった女性たちが家計を支える一翼になるために仕事に出る機会が増えてきている、ということです。

上で見たように特に都市部、さらに言えば1・2歳児を持つ家庭では、保育所の利用の申し込みが増え、需要に対する供給がなかかなか追いつかずに待機児童が増える、増加する、ということになるんですね。

政府では、待機児童数ゼロを目指し、特に待機児童数の多い沖縄、首都圏、近畿を中心に、保育サービス利用割合の引き上げ(つまり受け皿拡大)のための整備を進めているところです。

待機児童になるとどうなる?

元々が、家計を助けるために子度をも預けて仕事に出たい、というところであれば、保育所に入れなかった、子供が預けられないと待機児童になれば、仕事に出れない、家計を助けることができない、となりますね。

それでも家計を助けるために何とか収入を得ないとダメ、という状況であれば、

  • 1)子供を誰かほかの人に見てもらう
  • 2)家にいても収入を得る道を探す

等の2択ぐらいになるでしょう。

1)子供を誰かに見てもらう

子供を保育所に入れられない、となれば、父母などに代わりに見てもらい(つまり実家に頼る、ということですね)、その間仕事をして収入を得る、ということがまず考えられます。

ただし実家の誰か(父母など)が子供の面倒を見ている、となると、認可保育園への選考で減点されるかもしれませんので、この辺りはどう考えるかですね。

また、実家など身内では頼れない、となれば、第三者に頼むしかありません。つまりベビーシッターなどのサービス利用ということになりますね。

でもお金がかかるし、それでは働きに出る意味がない、という感じもしますが、例えば、東京都ではベビーシッターの補助制度(28万円まで)を打ってます。

1時間2000円のベビーシッターを1日8時間、月20日間利用したとして、

2000円/時間×8時間×20日=32万の負担。

これが補助28万円により、負担は一気に月4万円へ、ということだそうですが、こうした制度、待機児童の多い他の自治体でも打ち出してほしいですね。(巨額の財源を持つ東京だからできる、というところかもしれませんが)

2)家にいても収入を得る道を探す

子供の世話をしながら、家計を助けるために在宅で仕事ができないか、と考える方も多いと思います。

いまではクラウドサービスで在宅でも仕事ができる環境が整ってきてますので、ちょっとした収入はこの在宅でも可能でしょう。

専門スキルがあれば更に良いですが、どうしても子供が他のところに預けられない、子供と一緒の家庭にいて、育児をしながらも家計を助けるために何かしたい、という場合には、クラウドサービスを活用した在宅の仕事を探してみる、というのも1つの手になりそうです。

クラウドサービスといえば、

などが有名ですね。

保育所に入れる見込みはいらない?!

待機児童は国として取り組んでいる大きな問題の1つで、一時保育園に入れなくてその過激なツイートが世間をにぎわせましたが、実は認可保育園も「落ちてよかった」という人もいたりします。

認可保育園に入るためには条件があり、自治体によってランクや点数がありますが、基本は保護者が働いていること。

勤務時間が短い場合は、そもそも該当しない(保育園に入れない)といった場合もあり、そこで認可保育園に入るために例えば会社などへの復帰を前提に「1日8時間で週5日勤務」で申し込めば、当たり前ですが、それを必ず守る必要があります。

子供が保育園に入ったら、必ずこの「1日8時間で週5日勤務」で仕事をしなければならず、毎年必ずその証明書を提出する必要があります。

「落ちてよかった」という人は、会社復帰を前提にしたら身体がついていかない、いきなり週5で働くのではなく、例えば週3ぐらいで体を慣らしながら、かつ、子供との時間も大事にしながら社旗復帰したい、というところです。

当たり前ですが、一旦「1日8時間で週5日勤務」としたものの、やっぱり大変だから「週3日勤務」に変更したい、としても、それは認められるものではない、というところ。

待機児童の問題も政府と自治体が一丸となって進めているところで、近い将来解消されることになると思いますが、待機児童が問題だ!だから何としても認可保育園に入りたい、ということよりも、働き方、家庭の考え方が問われることになりますね。

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