新型コロナウイルスどこから発生? 中国,アメリカ,研究所,エイリアン諸説まとめ




新型コロナウイルスは、果たしてどこで発生してどこから来たのか。

コウモリ、といった中国における動物由来の自然発生、中国の生物兵器研究所から、実はアメリカの生物兵器研究所、いや、地球外の宇宙、隕石やエイリアンから持ち込まれた、と、これまでその起源について諸説がネットをかけめぐってます。

アメリカ起源説では、中国の中国外務省の副報道局長がツイートするなどかなりヒートアップしてますが、ここではそうした諸説はどういったものか、その内容をまとめてみました。

動物由来説

もともと今回の新型コロナは、中国の武漢市にある海鮮市場「華南海鮮市場」がその発生源と言われました。

これは、武漢市衛生健康委員会が2019年12月に「新型コロナウイルスの発生源はこの海鮮市場に関連する」と発表したことから。

世界の中で新型コロナウイルスの感染例が最初に確認されたのが2019年12月8日。場所は中国の武漢市で、武漢市にある地元の病院で「原因不明の肺炎」と診断されたことから事が始まります。

その後、同様の症状の患者が発生し、共通しているのが「華南海鮮市場」を訪れていること。(その後、この海鮮市場は1月1日には閉鎖される)

華南海鮮市場には生鮮魚介類以外にも、食肉(豚、牛など)、食材としての鳥類や野獣なども売られ、中国政府から派遣された研究チームから「市場で売られている野生動物が新型コロナの発生源である」と断定された。

この野生動物はコウモリとも言われましたが、「新型コロナウイルス」は一体どこから来たのか」(東洋経済)では「正確ではない可能性は高い」といいつつ、以下が言われてます。

  • 発生した時期:2019年9月23日~12月15日の間の可能性
    • 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)が発生した期間は、2019年9月23日から2019年12月15日の間である可能性が高い
  • コウモリのウイルスからの進化ではない
    • 新型コロナウイルスと遺伝子配列が最も似ているコウモリが持つコロナウイルス「RaTG13」には時間的な進化関係が存在せず、新型コロナウイルスはRaTG13が進化したものではない可能性が高い
  • 発生場所:華南海鮮市場(武漢の市場)以外の可能性が高い
    • 南方医科大学の研究によると、新型コロナウイルスとコウモリの持つウイルス(RaTG13)の間には時間的な進化関係が存在していない

元々は新型コロナの発生は動物(コウモリ)由来と言われてましたが、現状はそうしたものではない、という説の方が有力のようです。

中国の研究所から流出の細菌兵器説

動物でないなら、武漢で発生した新型コロナの感染はどう説明できるのか、というところで来るのが、武漢にある研究所。この研究所からウイルスが流出した、という説があります。

この説の元となる1つが、中国科学院(世界最大規模と言われる科学技術アカデミー)が設けている「中国科学院西双版納熱帯植物園」の研究結果

この研究結果が公式サイトに掲載され、この中で新型コロナウイルスは以下のように分析されてます。

  • ウイルスは2019年11月下旬〜12月上旬、なんらかの中間動物が最初のヒトにウイルスを感染させた
  • 同じ頃にヒトからヒトへと感染し、その後、武漢華南海鮮卸売市場の関係者や客を中心に感染が拡大した

不思議なのは、この研究結果は即日サイトから削除されたこと。

また2020年2月6日には、「12月8日に発病した感染例の第1号は、海鮮市場を訪れていない、だから海鮮市場が発生源ではない」とする結論を、中国における新型コロナウイルス対策本部医療チームが発表しています。(これを受けてか、NHKでも報道されてますね)

そうした中ででてきたのが、武漢にあるウイルス研究所から流出した細菌兵器ではないのか、という説。

新型コロナウイルスは中国の生物兵器から流出?! 」(FINDERS)の記事を要約すると、

  • 中国・武漢にはウイルス研究所がある
    • これが噂に真実味を持たせた
  • 新型コロナはHIVに似た構造だとする論文(後に撤回された)が発表された
    • 新型コロナが人為的なものだとする噂の引き金ともなった

武漢にあるウイルス研究所は1956年に設立された「中国科学院武漢ウイルス研究所」のことらしいですが、2017年ごろから施設管理の杜撰さが指摘されており、ウイルス漏洩の可能性も指摘されていた、という背景が、噂により真実味を持たせたようです。

ただ「フレッド・ハッチソンがん研究センター」(米ワシントン州)のトレバー・ベッドフォード博士によれば、「新型コロナウイルスに遺伝子操作された痕跡はなく、この突然変異は自然の進化と一致している」ということから、博士は細菌兵器でないと断言しているようですね。

現在でも世界中の科学者が、新型コロナウイルスの研究をしてますが、いまだ「人為的に遺伝子が操作された、という痕跡は見つかってない 」 ことから、研究所から細菌兵器としてウイルスが流出した説は、あくまで1つの説、となりそうです。

アメリカ起源説

中国外務省の副報道局長がツイート!

一般的に、というか、世界的に見ても、新型コロナウイルスの第一症例が中国の武漢で発見され、更にその爆発的な感染拡大がまず中国で起こったことから、発生源は中国、と見られてるようです。

そこに一石を投じたのが、発生源とみられている当の中国。

ツイート内容は英語ですが、翻訳すると大体以下の内容になります。

  • アメリカではいつ感染が始まったのか(感染者ゼロはいつか)
    • 「感染者ゼロ」とは、ヒトヒト感染の元となる最初の患者のこと
  • 何名の人が感染しているのか
  • 病院の名前は何か
  • 武漢に新型コロナの感染をもたらしたのは米軍かも知れない
  • 透明性を確保しろ
  • データを世間に公表しろ
  • アメリカは我々に説明が必要だ

このツイートをしたのは、中国外務省の趙立堅副報道局長。

更に以下のようなツイートもしてますね。

ツイートにリンクされている記事は「新型コロナウイルスはアメリカ起源である更なる証拠」(英語)ですが「これ重要だからリツイートして拡散してね」とする内容。

実際その「新型コロナウイルスはアメリカ起源である更なる証拠」の記事はそれ以前の「中国のコロナウイルス:起源はアメリカか?」(英語)の記事のアップデートとなるようで、その各々の記事の要点をまとめると以下のことが書かれてます。

その1)中国のコロナウイルス:起源はアメリカか?

  • 起源は複数の場所
    • ウイルスの遺伝子配列サンプルからすると、海鮮市場ではなく複数の不明な場所が起源と分かる
  • 武漢の海鮮市場が起源ではない
    • 人から人への感染は、ある場所で2019年11月後半に起き、それは武漢の海鮮市場ではない
    • どこかから武漢の海鮮市場に持ち込まれ、その人ゴミから爆発的に広まった
    • 武漢におけるミリタリー・ワールド・ゲーム(世界軍人ゲーム:軍人スポーツ選手のための総合競技大会:2019年10月)の後すぐ感染拡大が起きた。
  • 日本のメディアとアメリカのインフルエンザ
    • 14,000人ものアメリカ人がインフルエンザで死亡した、というのは、一部またはその多くが新型コロナウイルスが原因と報じた
  • 5つのウイルス株を持っているのはアメリカのみ
    • 2020年2月、台湾のテレビニュースでも新型コロナウイルスが米国で発生したことをウイルス学者が示唆する図を出している
    • 台湾での感染タイプはオーストラリアと米国のみに存在する。
    • 台湾はオーストラリア人からの感染はないため、台湾における感染はアメリカから来たかもしれない
    • 5つの既知のウイルス株(検体から分離して培養したもの)について全て持っているのはアメリカ
    • イランやイタリアにおける感染は、中国とは異なる品種によるもの

日本での報道によると、北京大学など中国の研究チームが遺伝子解析した結果として、

  • 新型コロナウイルスには、S型、L型の二種類がある
  • S型:コウモリ由来に近い古い型、全体の3割
  • L型:感染力が強いとされる方、全体の7割

と言われてますが、上に出て来た5種類の株、というのは、このS型、L型をさらに細かく分けたもの、ということになるのでしょうか。

簡単にまとめれば、

  • 新型コロナウイルスの種類(株)は5種類が確認されていて、その5種類すべて確認できる場所はアメリカのみ。
  • 中国やその他の国、地域ではその5種類の内いずれかで感染拡大しているので、新型コロナウイルスの起源はアメリカではないかと考えられる

というものですが、これの続報が以下。

その2)アメリカ起源である更なる証拠

上の記事の内容に加えて、更にアメリカ起源である証拠、と言われているのが以下の内容。

  • 新型コロナウイルスは5種類の株がある
    • 武漢はその中の1つのみ
  • アメリカですでに新型肺炎と同様の症例が発生している
    • アメリカで新型肺炎の症状と類似例が2019年8月、9月にあった
    • 当時は電子タバコが原因とされた
    • これにより、CDC(アメリカ疾病予防管理センター)はメリーランド州フォートデトリックにある米軍の主要なバイオラボを完全に閉鎖
    • 9月にはハワイでも同様の感染例(中国への渡航履歴のない日本人市民の感染)が確認されている
  • アメリカ人アスリートが武漢で入院している
    • 2019年10月武漢の世界軍人ゲーム後、米国人チームの一部のアスリートが未確認の感染症で武漢で入院している
    • (これが新型コロナウイルスによるものの場合)米国から来た可能性がより強い
  • 中国の新型コロナウイルスは外部から来たもの
    • 最も初期の症例は武漢の海鮮市場とは関係がない
    • イラン、イタリアの新型コロナウイルスのゲノム品種を見ると、中国で発生したウイルスには品種がないことから、中国で発生した新型コロナウイルスは中国起源ではなく他の場所から来たものである
    • アメリカは品種の幹となる部分を持つことから、ウイルスの起源はアメリカのように見える
  • 発生源は、フォートデトリックの生物兵器研究所かも
    • 新型コロナウイルスはアメリカのフォートデトリックにある生物兵器研究所かもしれない
    • だからCDCは2019年8月の電子タバコの症例に対してフォートデトリックを完全に封鎖した
    • 2005年から2012年のかけて、このフォートデトリックの生物兵器研究所では、病原体が盗まれたり流出したりした事件が1,059件も起きている

簡単にまとめると、

  • 中国の最初の感染例は海鮮市場とは関係がなく、中国のウイルスの品種は1つで、イタリアやイランのものとも異なる
  • 全ての種類を持つのがアメリカ
  • アメリカでは2019年8月時点で新型コロナウイルス感染が疑われる症例が確認されている
  • この時CDC(アメリカ疾病予防管理センター)がフォートデトリックの生物兵器研究所を封鎖したことから、この生物兵器研究所が怪しい

結論的には、新型コロナウイルスはアメリカ起源であり、フォートデトリックの生物兵器研究所が怪しい、ということになりますが、仮にそうであれば、現状アメリカではもっと多くの感染者と死亡者が出ててもおかしくないような気もします。インフルエンザの感染者とまざってしまっている、となるのでしょうか。

(3月14日時点で見ると、アメリカにおける新型コロナウイルスる感染者数:2034、死亡者数:43。2019年8月からアメリカ国内で感染が広がっているとすると少なすぎる)

宇宙、エイリアン説

新型コロナウイルス起源説の最後は地球外から来た、という隕石による飛来説やエイリアン説。

隕石によってウイルスが来たって?宇宙空間で生き延びられるわけがない、と思いきや、実はそうでもないらしい。

隕石飛来説

ディスカバリーチャンネルの「宇宙から飛来するバクテリアたちが人類を滅ぼす!?」では以下のような解説もしています。

引用元:ディスカバリーチャンネル
  • 1969年、南オーストラリアに飛来した隕石には、バクテリアの化石のようなものが発見された
  • 例えば「デイノコッカス・ラジオデュランス」という細菌はゲノムを4組以上持ち、宇宙を旅するには非常に有利と考えられる
    • 宇宙放射線でDNAが切断されてしまうが、何組も無傷で残っていれば直ちに修復することができることから
  • 宇宙からバクテリアが飛んでくるという考え方は決して突飛なものではない

こうなると、新型コロナウイルスはどうかは分かりませんが、隕石にくっついて宇宙からウイルスが飛来した、という可能性はありそうです。

また真空の空間でも生きられる水生の無脊椎動物「クマムシ」というのもいます。(真空で生き延びられる唯一の動物として知られる)

クマムシ
引用元:https://natgeo.nikkeibp.co.jp/

クマムシが真空でも生き延びられる理由はそのDNAにあり、全く異なる複数の生物界に由来するものの組み合わせとなっているとか。

こうした例が実際にあると、未知なるウイルスが地球外から隕石などについてやってくる、というのも現実味がありますね。

実際、隕石により飛来した、と唱える学者もいるようで、たとえば「Is Coronavirus Airborne? Not Quite As Scientist Claims Prevailing Winds From Outer Space Are Spreading the Disease」(コロナウイルスは空から運ばれてきたのか?)の記事では、以下のことが書かれてます。

  • 説を唱えているのはバッキンガム天体生物学センターのチャンドラ・ウィクラマシンゲ教授
  • 2019年10月11日、中国の上空で流星が爆発し、ウイルス粒子を放出した
  • ウイルスは地球に落ちたか、成層圏の気流に巻き込まれた
  • 新しいコロナウイルスの予想外の発生は、宇宙のとつながりを持っている可能性が非常に高い

ただこの説に対しては、他の感染症の専門家によって「新型コロナウイルスは他のコロナウイルスと同様」とその主張は否定されているようですね。

エイリアンが持ち込んだ!?

隕石以外にもエイリアンが新型コロナウイルスを持ってきた、という説もあるようです。その説を唱えたのがジャーナリストの木村太郎さん。

その上でウイルスについて「僕は、これエイリアンの侵略だと思うんです、ある種の」と指摘した。さらに「目に見えないエイリアンが人間社会に侵入してきて、どうやって行動しているか分からないんだけど、人間にとりつく。それで取り付いた中でも、特に年寄りをバリバリ食べちゃっているっていう状態が続いているっていうふうに理解した方が分かりやすいし、これはエイリアンに対する戦争だと思わないと。そういう位置づけをしてもらいたい」と持論を展開していた。

スポーツ報知 2020/03/15

内容を見ると、ジャーナリストの木村太郎さんはエイリアンを何かに例えて行っているようですね。

「目に見えない敵が侵入してきた、それが人間にとりつき、その中でもお年寄りをむしばむ。新型コロナウイルスとの戦いはエイリアンとの戦いと思うべきだ」

つまり、見えない敵との戦いで、そうした得体のしれないものと戦争をしている、だからしっかり備えないといけない、ということをたとえのような感じでお話しされているようです。(決してエイリアンが運んできた、ということを意味してないようですね)

新型コロナウイルスの起源をまとめると

新型コロナウイルスの起源は以下の説がある

  • 1)動物由来(コウモリ)説
  • 2)中国の研究所から流出した説
  • 3)アメリカの研究所から流出した説
  • 4)地球外の宇宙から来た説
    • 隕石についてきた説
    • エイリアンが持ってきた説

こうした説を見てきましたが、動物由来は否定されているようで、となると、中国の研究室、アメリカの研究室、が今のところ有力なようです。

なかでも、アメリカだけが新型コロナウイルスの5種全てを持っている、というところに説得力があるように見え、そうなると、フォートデトリックの生物兵器研究所の可能性の高い、という感じです。

ただ、アメリカで発生したとなると、2019年8月にはアメリカ国内で感染が始まっていることになり、そうなると現状のアメリカにおける感染者数、死亡者数が少なすぎる、という感じにもなりますね。

とすると、アメリカで大流行しているインフルエンザの感染者数、死亡者数にまぎれている、という噂、それに対してアメリカ側が調査する、といってそのまま何の音さたもない、というところに何かありそうな気もします。

今後新型コロナウイルスの起源が解明される時が来るのか、は分かりませんが、ひょっとすると、え!?というようなことになるかも知れません。

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