
夢にまで見た海外赴任が決まった!あ、妻は英語ができないし話せないんだった。どうしよー、などと思ってももう遅い(笑)
やるべきことは、妻が海外の生活でも最低限困らないための英語の準備です。
輝ける未来に目を向け、夫、妻とも楽しく海外での責任が果たせるよう、英語ができない、話せない、という妻の英語の準備を急ピッチで進めましょう。
Let’s get started !
海外赴任で妻に必要な英語レベル
一番のポイントは「最低限」
海外赴任をする場合、仕事であるためしっかりと英語を覚える必要がありますね。そのためビジネスで通用する英語レベルがあれば、日常生活は十分にこなすことができるでしょう。
しかし自分一人だけでなく家族で海外赴任する場合には、家族もある程度の英語のレベル、妻にも「最低限、生活するのに困らない」といったレベルが必要です。
- ここでの一番のポイントは「最低限」
この「最低限」ができてないと、夫である自分に常に頼り、何かあるごとに夫が全て対応、ということで、海外赴任の業務にも集中できなくなるので注意です。
そこで重要なことは、どのレベルまで英語ができればよいか、話すことができればよいか、最低限とはどのレベルなのか、ということ。
完璧に英語が話せる、
色々なシチュエーションに対応できる、
というレベルになることが理想ですが、
それには物凄く時間がかかりますし、短期間でそこまでいくのは不可能です。
ということから「最低限」をまずおさえること。
これは一言で言えば、
- 「まずは自分だけで生活が困らないようにすることができるレベル」
ここが真っ先に来る英語レベルのポイントで、
「生活が困らない」というのがどういったことかを考えることが出発点。
生活、といっても幅が広いですが、
まず「家の中ので使う英語」、「家の外で使う英語」、と切り分けて考えてみましょう。
家の中の最低限の英語レベル

家の中では基本は英語不要と考えるかもしれませんが、生活のシチュエーションを想像すると、どうしても必要となる英語も出てきます。
どうしても必要というのは、まず夫の仕事関係。
夫の仕事関係で電話などがかかってくる、
最低限の対応ができないと夫の仕事にも支障が出る、となると、
- 「主人は不在です。私は英語が良く分かりません。折り返し電話させますので、名前と電話番号教えてください」
自分が対応するわけではないけれど、少なくとも受け答え、夫に引き継ぐぐらいは最低限必要、と分かりますね。
電話であれば、生活している上で何か住まいの修理などで依頼する、というのもありますが、これは必要に応じて「おいおい」で良さそうだ、というのも分かります。
また、家の中で必要となるものとして、郵便物などの配達物。
勿論英語で書かれたものが来ることになります。
今では便利なものでOCR(光学式文字読み取り装置と訳されますが)といった、紙面に書かれている英語を読み取って翻訳する、ということもできるので(スマホであればそれようのアプリがあります)、OCRを使って翻訳されたものを元に、原文と照らし合わせながら理解する。
- 辞書を引いたりできる、
- 難しい単語は分からなくても、基本的は文法は理解している、
というレベルは最低限必要、ということも分かります。
家の外の最低限の英語レベル
続いては家の外。
家の外で生活に困らないということで言えば、まず知らない場所に自分だけで行けるか、がありますね。
- 交通機関の利用の仕方
- 行き先の聞き方
- 迷った時の対処
など、これらができればまず最低限はOK.
あとは目的地の話になりますが、生活できるレベル、という点ではショッピング。
- あれが欲しい、
- これが欲しい、
- こういったものはないか、
といったショッピングの基本を最低限押さえる。
また、
- 途中でよるレストラン(外食)での注文の仕方、
- 支払い時に必要となる英語、
これらが押さえられれば、食べるのも困らず最低限暮らしていける、といことが分かります。
緊急時の最低限の英語対応

家の中、家の外に共通するものに「緊急時の対応」がありますね。これができないと生活に大きく支障が出る、というものですが、この緊急時は「病院」や「病気」があたります。
自分や家族が病気になった時、日系の病院があればそこに行けばいいですが、休日であったり緊急の場合などはすぐ近くの地元の病院に行かざるを得ません。その時しなければいけないことの第一は「予約を取る」ということ。
- 病院の予約では、症状や保険の内容などを伝えられることが必須
となり、その受け答えが最低限出来ることが重要、ということになりますね。
(結構難易度が上がってきますが、練習、練習!)
また問診表も医療用語の理解が必要で、
- あらかじめ必要となりそうな病気系単語、医療用語は覚えておく、
ということが緊急時の最低限の英語として望ましいと言えるでしょう。
ただ、やみくもに医療用語を覚える必要はなく
理想形を言えば、まず最初は通訳を付けてお医者さんと話すこと。
(日本語英語の通訳さんがいる病院もあるか、いざという時のために事前に調べておくのが良いです)
通訳がいなくても、まずなんとかお医者さんの言っていることを聞いてみる。何度病院通いをするようになると、使ってる単語、同じだな、と気が付くと思います。
また自分が伝える英語も単語は大体同じ、ということもありますね。
なにか医療関係全般についてお話するわけではありませんので、限られた範囲の単語は理解できるよう、その時々で覚えていく、ということが必要になりそうです。
子供がいる場合の最低限の英語対応

子供がいる家庭の場合には、学校から呼び出しがあったり、また、先生とお話ししたり相談する、という可能性を考えておく必要があります。
- 学校や先生がどのような内容を言っているのか聞き取ることができる、
- またそれに対して確認したいことを聞ける
など、生活、学校関連に関して総合的な英語力が必要です。
子供がいる場合の海外赴任では、
- 英語ができない、といっていると、子供の面倒が何も見れない
ということにもつながり、必要となる英語レベルは、学校関連移管して自分の意見を言うだけでなくしっかりと聞き取ることができ、文章なども理解できる、これが最低限必要となるレベル、と言えそうです。
英語ができない、話せない妻に必要な英語の準備
出発点はデメリットの把握
海外赴任をする場合、妻が英語ができなかったり話せないといった時に必要な準備を考える上での出発点は、まず「英語が話せないデメリットは何か」をしっかり把握すること。
- 買い物をするときに必要なものが見つからないときに店員に聞くことができない、
- 怪我や病気をしたときに病院に行ったときにしゃべれない
こうなってくると、海外というある意味これまでとは異なる別世界のウキウキする環境も、一辺につらく苦しい環境に早変わり。
「もういや!私、日本に帰る!」
となっては、なんのためにここまで来たかが分からなくなる、夫婦仲も一気に険悪なものになる、といった最悪の事態にもなりかねません。
特に緊急を要する病気などでは、英語でうまく伝えられないとそれだけ時間を浪費してしまい、予約が取れない、病院に行きたくても行けない、など、状況が悪化する危険もあります。
また家にいても書類などが送られてきた場合、夫ではなく妻である自分に必要なものは自分で内容を確認しなければいけません。でも内容が分からない、となると、記入すべきことも書くこともできません。
記入してすぐに返信しなければいけないものであった場合には、遅れることで何か不都合が生じる可能性もでてきます。
このような海外赴任での生活をリアルに1つ1つ想定し、英語ができないことによってこういったデメリットがある、ということを把握する。
これにより危機感が生まれ、まず最低限となる英語をマスターしておこう、勉強しよう、準備をしておこう、という気にさせることが出来るというものです。
妻の心情をくみ取ることが重要

まず押さえておくべきポイントは、
- 海外赴任をするにあたり、妻は自ら希望してその地に行っているわけではない
ということ。
この点をしっかりと意識し、妻の気持ちを汲んで対応することが非常に重要です。
話す力や聞く力は自ら能動的に勉強しなければ身に付くものではありません。どうすれば面白く楽しく勉強して最低限の英語レベルを身に付けることができるのか、
- 妻と共に一緒に考えてみる気持ちと行動が、結果として妻の学習意欲をあげ、
- 英語レベルをどんどん引き上げることになる、
ということを常に頭に入れておくことが重要ですね。
事前の効果的な英語学習法

学生生活を過ぎると英語に触れる機会も少なくなり、忘れていることも多くなるものです。そのため海外赴任をする際に、妻がまず最初にやるべきことは、簡単な単語のおさらいです。
日ごろの効果的な英語学習
単語カードなどを用意して毎日気が付いたときに復習すること。これにより過去の記憶を呼び起こし、確実に覚えていくことができます。
同時に日記やブログで英語を混ぜながら徐々にそれを増やしていくこと。これによりライティング能力を少しづつ鍛えることが可能です。
会話ならオンライン英会話
そして会話となれば、オンライン英会話。
これも非常に便利で、多くの場合は24時間いつでもレッスンが可能、ということから、妻の都合の良い時に英語学習ができます。時間がない人には非常に向いているもので、海外赴任の準備で忙しいときには非常に有効な学習法になるでしょう。
時間に余裕があれば英会話教室
時間に余裕があれば、英会話教室に行って英語学習することが一番のおすすめ。英会話教室では直接講師と対面でレッスンを受けることができるので比較的習得スピードが速くなります。
また自分のレベルや要望に合わせてレッスンが可能なので、自分のペースでしっかりと勉強していくことも可能であり、またグループレッスンなどで取り組めば、英会話仲間を増やすチャンス。
一人で行っているよりも気持ちが楽だったり、グループの仲間から刺激を受け、更に前向きに取り組めたりします。
アプリや教材も活用する
そのほかにもアプリや教材などを利用して、日常的に勉強することも一つの手段。スマートフォンのアプリであれば、いつでも学習できるので、暇つぶしに英語レベルアップ!という形でも使えます。
今では色々な手段を通して英語を勉強していけるので、自分に最適な方法を選ぶことができますね。
英語が出来ない妻のまとめ
- 海外赴任で妻に必要な英語レベル
- 一番のポイントは最低限は何かを把握する
- 家の中、家の外、緊急時、子供がいる場合の学校の対応など、各々のシチュエーションで最低限必要となる英語を具体的にイメージする
- 必要な英語の準備
- 英語の準備をするにあたって最も重要な事は、海外で英語ができないデメリットを把握すること
- 妻は行きたくて行くわけではない、ということを理解し、妻と夫で一緒に取り組んでいく、という気持ちが重要。
- 事前の英語学習法
- 単語帳を使い、こまめに覚える
- 時間に余裕がなければオンライン英会話がおすすめ
- 時間に余裕があれば、英会話教室に通ってレベルを上げる
- アプリや教材も活用する
英語ができない妻、としては、何も考えずに兎に角取り組む、というのではなく、最低限の英語として何が必要となるのか、をまず理解し、ポイントを絞ること。
「最低限」を想定せずに、始めからあれもこれも、とやりだせば、当たり前のように、いざ海外に出ても「生活に困らない最低限の英語」は身に付いておらず、実際には後からでも良いものばかりを身につけていた、という事にもなりかねません。
まずは「最低限」にしぼり、それを土台として徐々に幅を広げていく、というステップで進められるのが良いですね。
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