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男性女性の未婚率推移!年齢別20代,30代,40代,50代全て上昇傾向に転じる

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あなたは既婚?それとも未婚?

独身の場合には特にそうかもしれませんが、20代はともかく、30代、40代、更に50代ともなれば、果たしてこのままでいいのかと悩んだり、男性、女性、年代によってどのくらいの人が未婚(独身)なんだろう、と気になったりもします。

少子高齢化の問題に直結するこの未婚率。

現状ではどうなっているのか、男性女性、年代別の推移を国立社会保障・人口問題研究所の人口統計資料(2022年版)から今後の参考のために見てみましょう。

※)大本のデータは総務省統計局の「国勢調査報告」
国勢調査は5年ごとに行われるので最新は2020年データ。次回は調査は2025年予定

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男性の未婚率(独身率)年代別の推移

まずは男性の未婚率から。

2022年度版の資料では2020年までの未婚率(独身率)のデータが出ています。それに1960年からのデータを加えて男性版で未婚率の推移をグラフ化すると以下の通り。

男性の未婚率:年代別まとめ

縦軸がパーセント。横軸は年。

例えば2020年では、20代前半(20~24歳)の未婚率は95.7%、20代後半(25~29歳)の未婚率は76.4%、30代前半(30~34歳)では51.8%...と見れますね。

全体では、20代前半は若干未婚率が上がってますが、その他は全て1970年から2010年にかけて上り調子。2010年から2015年では一旦30代のみですが横ばいになって未婚率も落ち着くか、といったところも見えましたが、2015年から2020年では、全体的にまたグンっと未婚率が上がってます。

この傾向は後で見る女性の未婚率も同様で、つまり日本では全体的に未婚率が上がっている(将来に向けて少子化もさらに進むであろう傾向にある)と言えそうです。

では20代、30代、40代、50代各々に分けて見てみましょう。

20代(男性)

20代(男性)の未婚率

20代前半(20歳~24歳)では、1960年から最新データの2020年に至るまで若干上昇傾向は見て取れますがほぼ変わらず未婚率は95%ぐらい。

社会人になってまだまだこれから、ということで、将来的には結婚を、と考えてはいつつも、仕事やプライベートの交友関係でも忙しい年代。

友達10人いたとしたら、ほとんどがまだ未婚で遊びに誘えばいつでも皆で一緒にGO!みたいな感じですが、中には一人ぐらい結婚されている方がいるかも、という感じです。

20代でも後半になると全体の7割以上が独身。
友達10人いたら、ぼちぼち何人かは結婚している、というところですが、それでも遊びに行くぞ!と声を掛ければ結構な確率で人が集まる、という感じです。

この年代、1960年代では5割弱の未婚率だったものが2015年には7割近く、更に2020年では未婚率も上昇して76%以上まできています。働き方や結婚に対する価値観が年々大きく変わっていることが見えそうですね。

  • 男性20代前半:10人のうち、ほぼ全員が独身
    (10人中一人ぐらいは結婚しているかも)
  • 男性20代後半:10人に6人~7人は独身
    (10人中3,4人は結婚していることもある)

30代(男性)

30代(男性)の未婚率

30代前半、30代後半とも、1970年代から2005年にかけて未婚率は急上昇。1960年代では未婚率が5%~10%といったところが、2015年では35%から50%弱まで増えてます。

そして2020年では40%弱から50%以上と増えてますね。

30代前半では男性の半分は未婚(独身)、
30代後半では10人の内3~4人は独身という割合。

会社でも仕事をバリバリこなす30代前半では仕事の優先度が高く、結婚はもう少し落ち着いてから、という感じが見て取れそうですし、20後半に同じく30代後半も結婚に対する価値観がここ数年で大きく変わってきているともとれそうです。

友達と遊びに行こうとすると、段々自由に行ける人も少なくなってきた、みたいな年代ですね。

  • 男性30代前半:10人の半分は独身
    (10人の半分は結婚している)
  • 男性30代後半:10人の内、3~4人は独身
    (10人の6,7人は結婚している)
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40代(男性)

40代(男性)の未婚率

分かりやすいように縦軸の最大を40%にしてます。

男性の40代の未婚率では、1960年の数パーセントだったものが、1980年から1990年のバブル期からグングンその割合も上がり、その傾向かその後も続いて2015年には25%~30%の未婚率。

さらに2020年では約30%から32%とその割合も増加傾向です。

40代前半で32%、後半で約30%と、前半後半で大きな開きはなく、40代男性では10人の内3人ぐらいは独身(未婚)ということになりますね。

この時までに仲間の7割ぐらいは既に結婚して家庭を持っている。でも仕事に忙しかったり出会いが中々ないなどで3割ぐらいは独身でいる、という感じになるでしょうか。

  • 男性40代:10人の内、3人ぐらいは独身

50代(男性)

50代(男性)の未婚率

最後に50代男性の未婚率。

40代男性と同じように1960年には1%とほぼ未婚の方がいないぐらいだったものが1980年から1990年のバブル期を境にグングン未婚率も急上昇。

その傾向はその後続き、
50代前半では2015年には約21%、2020年では26.6%と5年で5%も上昇。
50代後半では2015年bでは約17%、2020年では21.6%とこちらも5年で5%上昇。

50代でも未婚率が年々高くなっているようです。

50代で未婚率が高くなっているのは30代、40代の未婚率が上がっているので、その影響から結果として50代でも上昇傾向にある、ということになるでしょうか。

50代男性10人の内、2人ぐらい、もしくは3人は独身(未婚)ということですね。

  • 男性50代:10人の内、2人、3人ぐらいは独身

女性の未婚率(独身率)年代別の推移

続いて女性の未婚率の年代別推移です。

女性の場合も男性のデータ同様、国立社会保障・人口問題研究所の人口統計資料(2022年版)の資料から、1960年代から2020年までの未婚率のデータをグラフ化してます。

女性の未婚率:年代別まとめ

20代を除けば男性と比べると各年代で未婚率は低いように見えますが、全体的な傾向は男性と同じ。1980年ぐらいから未婚率は上昇傾向にありますね。

20代、30代とも2010年から2015年にかけて未婚率は横ばいで、このまま少し落ち着くのかという感じもしてましたが2020年にかけて一段と上昇したようです。

40代、50代も2015年にかけて少し上昇率も落ちて行くのかという感じがしてましたが、2020年のデータを加えて見てみるとやはり上昇傾向は同じ。

では女性の場合も20代、30代、40代、50代各々に分けてみてみましょう。

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20代(女性)

20代(女性)の未婚率

男性の場合、20代前半(20~24歳)では全体的にほぼ横ばいだったのに対し、女性の20代前半では、1960年では7割弱が独身(3割以上が結婚した)、それが2015年から2020年では9割以上が未婚という割合に変わってます。(10人いたらほぼ全員が未婚)

男性の20代前半に同じく、友達どうしてどこかに行こう、という場合には大体どの人も自由な時間が持てるという感じですね。

また女性の20代後半(25~29歳)では、1970年に一旦未婚率が落ちるものの、その後バブル期の1980年~1990年に急上昇。2015年では未婚率は6割以上で2020年ではその率も65%以上となってます。(10人の内6人以上は未婚)

  • 女性20代前半:10人ほぼ全員独身
    (10人中一人ぐらいは結婚している人がいるかどうか)
  • 女性20代後半:10人の内、6人、7人は独身
    (10人中3人または4人は結婚していることもある)

女性は25歳を過ぎて結婚していないとクリスマスケーキ(クリスマスケーキは25日を過ぎると売れ残ることから)など、今では女性差別とも捉えられる言われ方をしていた時代もありますが(こんな発言をするとセクハラにもなりそう)、女性の結婚に対する価値観も変わり、働き方、働くことへの意識、それによる経済力の変化の結果とも見れそうです。

30代(女性)

30代(女性)の未婚率

女性の30代は未婚率は20代後半と同じような感じの動きをしていますね。
(縦方向の割合は見やすいように上限45%にしてます)

30代前半(30~34歳)では、20代後半と同じく1970年に一旦未婚率が落ちますが、1980年、1990年とバブル期を弾みに急上昇。2010年から2015年にかけてはあまり変化してないところに2020年では男性同様また上昇傾向に変わります。

男性よりも一段未婚率は低くなりますが、
2015年では女性30代前半で未婚率は約35%だったのが2020年では約39%。女性10人の内4割弱が未婚、つまり6人ぐらいは結婚している(二人に一人以上は結婚している)ということになります。

女性30代後半では2020年で未婚率約26%。
10人の内2人から3人ぐらいは未婚、
つまり7人から8人は結婚している、ということになりますね。

  • 女性30代前半:10人の内、4人ぐらいは独身
    (10人中、6人ぐらいは結婚している)
  • 女性30代後半:10人の内、2人~3人は独身
    (10人中、7人から8人ぐらいは結婚している)

40代(女性)

40代(女性)の未婚率

女性40代では、20代、30代が2010年から2015年にかけて未婚率が横ばい傾向になったのに対し、40代女性では上昇傾向が続きます。

2020年で見れば、40代前半では未婚率20%以上、40代後半でも約20%と、前回調査の2015年に比べれば結構な増加傾向。10人の内およそ2人は独身、という割合です。

  • 女性40代:10人の内2人は独身

この調子で行けば、次回調査の2025年には、40代前半では24%前後、40代後半では20%以上の22%前後ぐらいになっているかもしれません。

企業の女性社員への扱いが大きく変わった、結婚に対する価値観が大きく変わった、という2点から、今後40代女性の未婚率はさらに上がるかもしれませんね。

50代(女性)

50代(女性)の未婚率

最後は女性50代の未婚率。
こちらも女性40代と傾向は同じで、未婚率は上昇傾向が続きます。

1960年には未婚率は2%にも満たなかったものが年が進むごとに上昇し、50代前半で2015年には12%、2022年では16.5%と4%以上も増加。(10人の内1人から2人ぐらいは独身)。

50代後半では更に上昇し2015年では未婚率8.4%だったものが2022年では12.2%と約6%も上昇しています。(10人の内1人は独身)となってます。

  • 女性50代:10人の内、1人または2人ぐらいは独身

50代男性でも2015年、2020年を比較すると50代前半では約6%、後半では約5%と同様の上昇をしていることから、環境変化による時代の流れとも見れますね。

このグラフの伸びからすると、次回調査の2020年では、女性50歳前半で20%ほど、50歳後半で18%ほどの女性が未婚(独身)となっているかもしれません。

ということは2025年では50歳代女性10人の内2人は独身、という未来にもなりそうです。

未婚率(独身率)年代別推移のまとめ

  • 男性の場合の未婚率
    • 20代前半はあまり変化がない。(約96%が独身)
    • 30代、40代、50代では1970年から2010年にかけて上り調子。
    • 2010年から2015年には30代まで横ばい傾向、40代以上では上昇傾向が見えたが2020年では明らかに上昇傾向に転じている
  • 女性の場合の未婚率
    • 全体として1980年ぐらいから未婚率が上昇傾向
    • 2010年以降では、20代、30代とも横ばい傾向、40代以上では上昇傾向(男性に同じ)
    • 2020年では、すべての年代で上昇傾向にある

男性の場合、20代ではまだ結婚する人は少ない(独身がほとんど)ですが、30代になると独身も半数かそれ以下、40代になると3割、50代では2割ほどといった未婚率となっています。

また女性の場合では、20代後半で3割から4割が結婚し、6割から7割が独身。30代になると10人中2人~4人は独身、40代では2人ほど、50代では1人から2人ぐらい独身といった未婚率。

男性の未婚率(左) 女性の未婚率(右)

男性、女性とも30代までは2010年から2015年にかけて一旦横ばい傾向が見られましたが2020年にかけて再び上昇傾向に転じてます。

40代以上では更に増加傾向となっていることから、これも少子高齢化の要因ともなりそうですね。

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