自分の育った家庭環境が敬語を使ってなかった場合、結婚した妻が敬語で話し出すと、何だか距離を感じますね。
「家族なのに、他人みたい」と思ってしまう旦那様も多いでしょう。
ただ、敬語が全ていけない訳じゃないんです。
使い方によっては、
夫婦喧嘩がほとんどなくなることもあるのですよ。
ここでは私の女性視点から、
敬語で話してくる妻の心理や対処法などをご紹介します。
これからも夫婦が長く仲良くいられる秘訣も書いてあるので、ぜひ読んでみてくださいね。
妻が敬語って変?
妻が敬語を使う割合は、
大体5人に1人っていうデータがあるそうです。
やはり夫婦になったら対等の関係、というか、
二人の距離が凄く近くなるので、敬語は使わずタメ語で生活する人の方が圧倒的に多い、というか普通な感じですよね。
では、敬語を使う妻って変なのか!?
結論から言うと
「敬語を使うこと自体は全く変ではない」と思います。
でも妻がどういう気持ちで敬語を使っているかによって、妻が発する敬語に対処しなければいけないことがあります。
妻が敬語で話す心理や理由
妻が敬語を使う時には、2つの心理状態があります。
- 1.「親しき中にも礼儀あり」と、何かわきまえている
- 2.怒りから敬語になっている
ご想像通り、1.で敬語を使う分には全然問題ありません。何かよそよそしい感じがして嫌だな、と思うかもしれませんが、二人の関係にもよりますよね。
でも、2の「怒りから敬語を使っている」という時は、これは対処が必要です。
それぞれの心理状態を詳しく説明しましょう。
「親しき中にも礼儀あり」とわきまえている
親しき中にも礼儀ありと考える妻は、
「自分は夫とは別の人」
「夫は自分の所有物ではない」
ということをわきまえている、とも言えそうです。
いくら結婚しても、所詮は赤の他人同士。
だからこそ、結婚した相手の心に土足(タメ語)でズカズカと入り込むのは、これから先の夫婦関係にとっても良くないと考えるので、敢えてキレイな言葉「敬語」を使っていることが考えられます。
つまり、“この人と、一生仲良く暮らしていきたいからこそ、敬語で話したい”という感じ。
昔の人がよく言っていたように「腹八分で話すのが、末永く仲良しでいる方法だ」ということを多分経験的に知っていて、それが敬語といった、ちょっと距離感のある話し方に現れるんですね。
怒りから敬語になっている
いつもはタメ口なのに、
「喧嘩した時だけ急に敬語になってしまう」、
という妻もいますね。
(これは夫からしても少し恐怖に感じるかもしれません)
こういう場合は、1.のように「末永く一緒にいたいから・・・」と思っている訳ではありません。
喧嘩した時だけ敬語を使う妻は、
ただ夫が腹立たしくて仕方ないから「距離をとるために敬語を使っている」だけです。
「普通の会話をするのも嫌なくらい、私はあなたに怒ってる」という証拠であって、だからこそ、会話においてさえも距離をとる=敬語で話す、ということです。
妻の敬語は危険なサイン?
妻の敬語を聞いて、
「これはいつもと違うぞ」
「何か思っている以上にまずい状態かも」
「ひょっとして離婚したいサインなのか!?」
と危機感を持つ場合あるでしょう。
では先ほど見た1、2では、
離婚がちらつく危険なサインの可能性があるのでしょうか?
「親しき中にも礼儀あり」とわきまえている場合
こちらの場合は、
先ほどの説明から明らかですが、妻が離婚を考えていることはまずないと思ってよいですね。
相手に敬意を払っているからこその敬語なので、むしろ「このままの関係を続けていけば、ずっと仲良しでいられるかな」くらいに思っているだけです。」
怒りから敬語になっている
でも「喧嘩した時だけ敬語になる」という場合では、離婚とまではいかなくても距離を置きたいと考えている可能性は十分にあると思います。
だって普通に話すのも嫌なくらいですからね。
もしも喧嘩が長引いた時など、
妻がいきなり敬語で必要最低限のことしか話さなくなったら要注意!
離婚とまでは行かないにしても、
これが度重なればかなりの危険信号だと思います。
だって「あなたと距離を置きたい」ということが頻繁に起きるのであれば、それが積み重なって「もういっそのこと離れて暮らしたい」という感情も芽生えて当然ということにもなるでしょう。
ここでのポイントは、頻繁にそうなるかどうか。
仮に、極々たまにそうしたことになる、
ということであれば、離婚とか、そこまでのことにはならないと思います。
敬語を使わないようにしたい場合の対応法
夫婦なら、いつまでも仲良しでいたいと思うもの。
だからこそ、そんなよそよそしく敬語なんて使ってほしくない、お互い対等の関係、夫婦としての近い距離で一緒にいたい、ということで、敬語を使わないようにしてほしいと考える夫も多いでしょう。
ただ、1.の「親しき中にも礼儀あり」の場合はそのまま敬語を使わせてあげてください。
というのも、この考えは全く間違っていないと思うからです。
たとえばですが、マルチなタレントでもあり俳優でもある美輪明宏さんという方がいますよね。美輪明宏さんはその著書「愛の話 幸福の話」の中で「仲良しであればある程きちんと一定の距離を保つべきだ」と説いてますね。
夫婦なら尚更「腹八分ではなく腹六分くらいがいい」とも説いていました。
何も美輪明宏さんが正しいと言っているわけではないですが、人生の先輩としての言葉、私のこれまでの結婚生活や、友達の夫婦などを見てきた中では、間違ってはいないのではと思います。
だから旦那様であるあなたも、
妻が敬語で話し「親しき中にも礼儀あり」の気持ちからであれば、「俺の嫁は、俺との関係をしっかり考えているんだ。出来た嫁だなぁ」と自信をもって大丈夫。
一方、2.の「怒りから敬語になっている」場合は、やっぱり敬語をやめてもらいたいですね。
普段ため口で生活しているのに、
怒りから敬語になって、更に二人の距離が遠ざかる感じがして、余計に気まずい感じになる。
もしも妻が喧嘩した後に敬語を使い続けているなら、「敬語で話されると、仲直りするのがもっと難しくなるからやめてほしい」と伝えるのが良いと思います。
そして、妻の言い分を認めつつ、ゆっくり2人で話し合いましょう。
妻だって、いつまでも敬語であなたと距離を置きたい訳じゃない。きっと話し合いに応じてくれるはずです。
敬語で話す妻まとめ
妻が敬語で話すのは、「親しき中にも礼儀あり」とわきまえている場合と、「喧嘩して距離を置きたいから」という場合と2種類あります。
親しき中にも礼儀ありとわきまえている場合は、このまま敬語を使わせてあげるのが良いと思います。
無理に敬語をやめされると、逆に妻の心の中に何か隙間が出来てしまうかもしれませんし、妻の考えは全く間違っていないと思うから。
でも喧嘩して敬語になっている場合は、敬語だとこれ以上仲直りしにくいからやめてほしい、といった旨をしっかり妻に伝えて、ゆっくり話し合いの場を持ってみてください。
敬語で夫婦仲が悪くなる、というより、妻の敬語はどういった時に使われているかを観察して、適切な対応していきましょう。
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