社内や職場の恋愛では、バレたらクビ、という話しや、部署を異動させられたり、別れる、ということにつながることもあり、なぜこうなるのでしょう。
ここでは、社内恋愛の何が問題でタブーとされるのか、またバレたらクビになったり異動させられる、別れる、というのは、どうしてそうなるのか理由や対処法を一緒に見て行きましょう。
社内恋愛の何がいけないのか
なぜ異動させられる、とかクビとかの話になるのか、その理由は2つの視点から考えられます。
その1)会社から見た視点
一般に社内恋愛がタブーとされるのは、会社という立場で考えると見えてくるものがあります。
- 交際している二人が職場にいると、噂が立ちやすい、周りの人が気を使う
- 2人の恋愛が上手く行かなかった場合、業務に支障が出る恐れがある
会社は仕事の場であり、
その仕事に影響が出るようであれば会社としても迷惑(会社の収益にも影響が出る可能性もあり、その収益は他の社員への給料への影響にもつながる)、ということですね。
2人の恋愛が順調に進んでいる場合でも、その二人に周りが気を使い、仕事を進める上でコミュニケーションやチームワークに影響が出て効率が落ちたりすると、これは利益を生み出すために活動している会社からみればマイナスです。
仮に二人の関係が順調で周りに全く影響がない(たとえば二人の関係を秘密にしていて、それを知る人もいないなど)という場合では、会社にとっても当の2人にとっても何の問題もありませんし、当の二人からしたら、仕事中もプライベートもお互いの顔を見て生活できますし連絡も取りやすい。
働く男女が恋をするには理想の環境の1つにもなりますね。
でもこうした順調な二人のケースも、
もし恋愛が上手く行かなくなった場合、この状況は一変します。
その2)仕事や職場への影響という視点
何が原因で二人の関係がうまく行かなくなったにしても、自分にとってあまり会いたくない相手と嫌でも職場で顔をあわせることになるのが職場での恋愛です。
最悪別れるということになると、
更ににお互いの顔を見るのが辛くなります。
いくら気にしないと思い、
終わった恋だと割り切ろうとしても、
中々そうはできないのが人間というもので、仕事に影響が出るのもです。
こうなると、会社、仕事に対して効率が落ちたり、致命的なミスをする可能性も出てきます。
二人の関係が周りに知られている場合には、変な噂もたち、その部署や会社全体の仕事の効率が落ちることも考えられ、こうした理由から、社内恋愛はタブーとされていたり、バレたらクビ、異動させられる、という職場もあるようですね。
(会社は営利を求める組織であり、そこを一番に重要視している、そのための方針、という言い方にもなりますね)
個人の事情だけの自由はきかない
別れた恋人がいるから顔を見なくて済むように異動したい、など会社に届けを申請する人もいるようですが、こうした個人的な理由だけでの異動は認めらないのが普通です。
会社は仕事をするための場所であり、
社員は利益をあげるために雇われ、適材適所で各部署に配置されてます。
男女が恋愛をするために用意された場所ではありませんし、恋愛といったプライベートな事情で、適材適所のバランスを意図的に崩すということは会社としては基本的には考えません。
自分の恋愛を理由に異動したいというのは、会社の期待するところでは全くなく、ナンセンスと受け取られても仕方のないところ。
(いい大人が何勝手なことを言ってるんだ、というところです)
社会人として会社に勤めて働き生活していくのではあれば、こうした会社、働く場所の立場や考え方をよく理解し、社内恋愛には慎重であるべき、ということになりますね。
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異動させられるパターンとは?
バレたらクビ、とは行かないまでも、
恋愛をしている当事者のどちらかが異動させられる、という場合もあるようです。
職場の規定がある場合
幾つかのパターンがあるようですが、
恋愛していることが職場に知られてしまい「バレたら何らかの処分がある」というような職場の規定がある場合。
(社内規定で恋愛禁止などの規定を設けているケース)
その恋愛が上手くいっているかどうかにかかわらず、会社にとってコミュニケーションやチームワークに悪影響が出たり、二人の関係の影響で致命的なミスが出たりする前に、顔をあわせることがないような部署に2人を引き離してしまいます。
少し厳しいような気がするかもしれませんが、会社としては正常に経営を続けるための適切な処置といえますね。
結婚となった場合
次に異動させられるパターンとしては、
2人の恋愛が上手くいき、ついに結婚することが決まったような場合です。
恋愛が上手くいって夫婦になるんだから、そのままでも良いじゃないかと思う人もいるかもしれません。しかし、やはりそこが会社という「仕事をする場所」とその他の場所(学校など)との違いです。
たとえ恋愛が上手くいっていて2人の仲が良くても、相手の顔を見ていて集中力が欠け、何かしらのミスをしたり業務の効率が落ちるということがありますし、結婚をしている2人が同じ職場にいるということで、社内の雰囲気に影響したり風紀が乱れるという恐れもあります。
また、家庭内のいざこざがあった場合、
それを職場に持ち込まれたら周囲とってもいい迷惑で、当然業務の効率低下につながります。
恋する2人を離れ離れにするというのは厳しいと思われるかもしれませんが、離れても社内恋愛を続けられるというのは、会社側からの最大限の譲歩といえるかもしれません。
別れなければいけないパターンとは?
社内恋愛をしていて
「別れなければならない」といった場合があります。
恋愛がうまく行かなかった場合
この場合は会社の規則云々は関係なく、
普通に恋愛関係にあった二人が行きつく結果の1つ、というところです。
職場という視点で見れば、
業務上、お互いに何か影響が出る前に別れよう(たとえば二人の関係を気にしてミスをするなどを避けるため)ということで、恋愛の形が終わる1つの選択になりますね。
特に勤続年数がそれなりにあるカップルであれば、自分たちの恋愛が原因で職場を雰囲気やチームワークを壊してはいけないという判断もできるでしょうから、お互いのためにも別れなければ、という結論に達するということにもなるでしょう。
会社の規定がある場合
次に2人が別れることになるパターンは、
先ほど見た異動に同じく、
社内恋愛に関して恋愛禁止などの規定が設けられている場合です。
この場合は、ルールを破ったわけですから、別れなければならないのは仕方ありません。
もちろん、当の2人も入社したときからそうした規則があることは知っていたうえで社内恋愛をした、ということになり、異論があったとしても受け入れざるを得ない、ということになりますね。
周囲に嫌な思いをさせず、自分たちも気持ちよく付き合い続けたいのであれば、結婚を決めた時点などで一方が退職するというのが無難です。また、業務上のタイミングが合えば、どちらかが異動願いを出すというのも良いかもしれません。
もちろん、業務上支障が出るなど理由付けは必要です。
上司の意向
また、稀なパターンとして、上司の意向によって別れることになる場合もあります。
特に会社の規則では職場での恋愛は禁止されていない場合でも、業務が完璧な状態で行われることを重要視する管理職の場合、社員同士の恋愛を好ましく思わず別れさせることもあるようです。
これまで見てきたバターン同様、二人の恋愛に対して周りに影響がなく業務に影響しなければ問題ないところですが、二人の関係によって周りがぎくしゃくしたり、風紀を乱す要因となったり、仕事の効率や円滑な推進に少しでも影響が出ると感じたら状況も変わります。
上司としては円滑な業務推進が会社から任された使命であり、そのために(上司としてもつらいところでしょうが)業務上の支障、職場の風紀を乱す要因などは、排除していくのことも役割の1つ、ということになりますね。
社内恋愛バレたらのまとめ
- 社内恋愛は会社の立場に立って考える必要あり
- 社内恋愛禁止などの規定があれば、バレればクビ、異動させられる、別れる、などもあり得る
- 結婚に至る場合、家庭の事情を職場に持ち込まない、周囲に対する影響、といった理由から異動もあり得る
- 部署の職務遂行を任されている上司から見れば、業務上支障が出る場合、別れさせる、という方向で考えるのも仕方なし
恋愛は自由なものですが、その自由が他の人に対して悪い影響を与える場合には、その自由は身勝手なものにもなりますね。
職場の恋愛でも同じことで、職場とはどういったところなのか、会社の立場、そこに働く周りの人の立場で物事をとらえ、大人の考え方、振る舞いが要求されます。
社内、職場の恋愛も、ルールを守った中での恋愛が必要ということですね。
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