部下の叱り方は人前、メールが好都合?!ポイント外せばあるもの育てて大惨事

部下の叱り方は難しい。いや、別に難しくないさ、人前でもいいし、メールでもいいよ、難しく考えるまでもない!

怒りの炎を上げる上司、今すぐにでも逃げ出したい部下。さてあなたは人前やメールで部下を叱るタイプ?それとも別のやり方で叱るタイプでしょうか。

叱り方もポイントを外すと逆効果。後々部下からの倍返しにもつながるもので、「できる上司」のあなたとしては、叱り方のポイントをしっかり押さえておきたいもの。

ここで改めて、人前やメールで叱る場合のポイントを一緒に振り返っておきましょう。

部下の叱り方:人前で叱ると倍返し?!

人前で叱るのは気持ちいい

部下が何かミスをした!部下のしたことで大問題が発生した!

となれば、上司は怒りの頂点です。文字通り「怒りの感情」が沸き上がり、周りに人がいる中その場で部下を捕まえて「叱る」ということはどこの会社でも良くあること。

「叱る」というタイミングは、何か問題が発生した時が一番効果があるもので、叱る上司からすれば、

  • 部下をタイミングよく叱れるし、
  • 周りの部下にも示しがつく

更に、沸き起こる怒りの感情の発散もできるとなれば、誠に気持ちのいいものです。

よしよし、タイミングよく叱れたし、他の部下にもいい勉強になっただろう。上司はかくありたいものだ、と怒りの感情は一旦流れ、あとは問題の処理をしなくては...と忙しい毎日を送っているかもしれませんね。

よ!できる上司!

部下の中でうずまく感情

さて、叱られた部下はどうでしょう?

  • やっぱり怒鳴られた。
  • しまったなー、あれはまずかった。
  • 叱られたのは自分に問題があるからだ。
  • 今後はしっかり注意して、仕事がんばるぞ!

そして、また忙しい日々が続いたのでした。めでたし、めでたし....

となれば良いですが、これはそうはいきません。

あなたが仮に人前で誰かに怒られる、叱られる、というとことを想像してみてましょう。会社の中でなくても、過去を振り返れば子供の頃の家庭内、小学校や中学、高校といった学生時代。1度や2度は他の人がいる中で、怒られた、叱られた、という経験あるでしょう。

その時にどう思ったのか。

確かに何か悪いことをしてしまった、としたら叱られます。でもこれに「人前」という条件が付くと、

  • 「悪いことをしてしまった」という反省以前に
  • みんなの前で「ばつが悪い」「恥ずかしい」という感情がまず爆発する

周りの人の中に密かに思いを寄せる同僚や後輩がいたとしたら最悪この上なし。

恥をかかせやがって...

人前で叱られると、周りの人の前で恥をかかされた、と思い、たとえ正しい理由で叱られたとしても、プライドが傷つけられ、反省どころか怒りや恨みの感情を育てます

知らないのは上司だけ

叱っている上司本人は、全く知るよしのないこの部下の感情。これではいくら叱ったとしても効果は全くないどころか、

  • 部下に怒りや恨みを持たれてしまう結果となり、
  • その部下は一生あなたを恨み、信頼をしてくれなくなる、

ということにつながります。そうなれば、

  • その部下は、あなたの業務上の命令も真剣には聞けず、
  • 注意しても恨みのために信頼関係がないことから、まったく聞く耳持たず
  • 上司として部下をコントロールできなくなる

という事態にも発展しかねない、非常に悪い状況へとまっしぐら。

あなたのチームや部署の生産性はがた落ちになり、人前で注意したことがそれ以上の大きな損失を招く、という結果にもなりますね。人前で叱ったことで知らず知らずのうちに「倍返しを食らう」みたいなもの。

人前で部下一人を叱るとこうなるのか...では、部下一人じゃなく全員をまとめて叱ればよい、と、そうした行動に出る上司もいますが、これもほぼ意味がありません。

叱るにはその個人に向けたものでないと「私の事じゃない、他の誰かの事なんだ」、と結局受けとめられず、全体周知したからよいだろう、と叱る人の自己満足だけで終わります。

何言ってんのあの上司は。私は違うでしょ、みたいな感じです。みんながこう思ってるとしたら上司の面目丸つぶれ。

これでは部下の信頼も得られない、誰も得しない結果だけが残るというものです。

なぜ人前で叱るのか

部下を人前で叱る、ということは、上司は状況をわきまえてない、とも言えます。というのも、部下もプライドのある一人の人間。そんな意識なく、

  • まるで部下を単なる所有物のように見ているから、
  • 相手の立場(部下の立場)、というものを考えず、
  • その場その場で怒りたい時に怒る、叱りたい時に叱る、

となっていきます。

一言で言えば、単に怒りの感情に流されている、何かのミスに対して怒り、その怒りの感情を部下にぶつけているだけの八つ当たり状態。

この野郎、何してくれるんだ。俺が怒られるじゃないか

みたいな、第三者から見れば誠に自分勝手な感じです。

叱るのは、ミスをした部下が同じ過ちを起こさず、正しい道へ導くために行うもの。単に怒りをぶつけただけでは反発をくらうだけ。「叱る」の本来の目的である「同じ過ちを起こさせず、正しい道へ導く」は全く達成できません。

人前で叱る人の特徴

ここで人前で叱る人の特徴を少々見ておきましょう。

  • 1)時と場所をわきまえてない(だから人前でも平気で叱る)
  • 2)相手の立場を考えない(だから人前でも気にしない)
  • 3)自分を上に見せたがる(人前で怒る自分、カッコイイ!注目されているぞ!)
  • 4)相手を力で支配したがる(こいつは俺の所有物だ!何したって構わない)

こうしてみると、

  • 後先考えず、
  • 相手の事を思いやることもせず、
  • 自分が偉い、絶対だ、
  • お前は俺に従っていれば良い、

という、まぁ、上司部下という関係以前に、人として付き合いたくない感じの人物像になっちゃいます。^-^;)

上司が「叱ること」でするべきは、支配ではなくコントロール。力などで強引に支配するのではなく、教え導くためのコントロールである、というて点を押さえておく必要がありますね。

ちょっとここで自らを振り返り、冷静に考えた時に思い当たる部分があればまだラッキー。次回叱る場面が出てきたら、そこを意識して頭はクールに叱りましょう。

自分のためか相手のためか

ここまでに「怒る」「叱る」と2つの言葉が出てきてますが、ここで「叱ること」と「怒り」の違いを少し詳しく把握しておきましょう。

この違い、なんだか分かりますか?

  • 怒りとは、単に自分の感情を誰かに向けて放つこと
  • 目的は、感情の解放です。

ということは、単に怒るのは、怒ること自体が目的で、自己満足だけ(自分本位)ということになりますね。

これでは部下にとって何も役立たないどころか、反感を買うだけですし、周りの人からも不快感しか得られない。

  • 叱るとは、相手にこうなってほしい、2度とこういったことはしないでほしい、と相手のためを思って、強く指導すること
  • 目的は、部下に納得してもらい、2度と同じことを繰り返さないようにすること

相手のためを思って行うのが「叱る」(相手本位)ということで、ここが一番の違いです。

納得してもらう、というところがポイントで、ここは力任せで強引に説き伏せる、というのとは全く異なるという点に注意ですね。

部下が何か大きなミスをした!

上司としては冷静でいられなくなるし、二度と部下にそれをしてほしくない、改善してほしい、となれば叱るにしても怒りだけでは全然ダメ。

そこに「相手のためを思って指導する」ということがなければ、本当の叱る、というものにはならないということです。

1対1で話せる環境をつくる

叱る場合も時と場所を考えることが非常に重要。

人前で叱ることは、叱る意図が伝わるどころか、部下のプライドを傷付け、怒りの炎に油を注ぎまくり深い深い恨みまでも生み出します。となれば、

  • 叱る時には人前は避け、まず1対1で話せる環境をつくること

が重要だと分かります。

1対1なら、皆の前で恥をかかされる、といったことはなく、まず上司の怒りに対して向き合ええる。(だって周りに他の人いませんから)その中で、上司の怒り、お叱りがもっともだと思えば納得し、これが反省につながり最終的にはその部下の成長につながります。

1対1だとしても、以下のようなことをすると、結局反感、恨みを買うだけの結果になるので要注意。

  • 批判する/指摘しただけで終わり
    • 単に間違いを指摘して、文句ばかり言う
      ⇒ 間違いは部下も分かってる。分かっていることを何度を言われれば、そりゃ頭にも来ます。\\\\\\\\\\\\\\
  • 人格否定する
    • だからお前はダメなんだ、どういう育ち方してきたんだ、だから今の若い奴にはまかせられない、など、問題点とは異なる人格に話を及ばせる。
      ⇒ 問題解決には全くならず、反発を買うだけ。
  • 過去の余計なことを持ち出す
    • こんなこともしたよな、あんなことをあったよな、と過去のことまで持ち出す
      ⇒ 今の問題が重要なのであり、過去の話まで混ぜると本質部分がどこかに行ってしまう。お互い気分が悪くなり険悪になるだけ。
  • 追求しすぎる
    • なんでだ、どうしてだ、なぜだ、と追及するのは責めているだけ。
      ⇒部下にしてみれば上司に追い込まれているだけになり、部下をつぶすことになる
  • 他の誰かと比べる
    • 誰々ならうまくできる、どうして誰々みたいにできないんだ、と他の社員を引き合いに出す
      ⇒ 他の誰かと比べられると、言われる方は人格否定された気分になる。(兄弟間でありがち)これでは話を素直に聞けないどころか、恨みを買う結果に

熱が入ると興奮して、あれやこれや余計な話まで持ち出す人いますが(夫婦喧嘩みたい)、こうなってしまっては泥沼化。部下が委縮して仕事をしなくなるか、恨みの反発を買って言うことをまともに聞かなくなるなど百害あって一利なし。

上手な叱り方のポイント

ではどのようにすれば、部下のための叱り方になるのでしょう?
ポイントはメッセージとして伝える、考えてもらうことにありそうです。

1)個別に話す

人前ではなく、1対1で話せる環境(他の人に会話を聞かれない環境)を作るのが第一歩

大きな会社では会議室のどこかが空いていればそこで。そうでなければ、離れたミーティングテーブルやデスクに呼んで他の人に聞かれないように話をする。

「ちょっとあの件でいいかな?」などと声をかけて呼べば、あ、来たか、あの話だな、と部下の方も心の準備ができるし、上司が気を使ってくれている、というのも伝わります。部下が話を聞いてくれやすくなる環境づくりができますね。

ちなみに、どこか個別の部屋に呼び出す場合、毎回同じ場所は使わない事。同じ場所を使っていると、あいつ、叱られるぜ、と、折角1対1の場を作っても、これでは周囲に丸わかり!

2)理由を明確にする

なぜ叱られるのか、その理由を明確にするのは、部下が納得する上で基本中の基本

理由の明確化と勘違いして、単に批判や指摘、追求だけに終始すれば、仮に部下が納得した顔を見せたとしても、全く真意は伝わらないどころか、なんだよ、全く...と上司への信頼もなくなります。

「これをすると結果としてこういう事態を招くんだ。そうなるとxxxx、だからこういうことをしないようにしないとな」など、理由が明確になってこそ納得し、今後の改善に向けても取り組めるもの。

3)根底にある感情を伝える

問題の指摘は実は表面上だけだったりします。
簡単な例として、遅刻を頻繁にする部下を叱るケースを考えてみてください。

なんで遅刻ばかりするんだ、だめだろ、そんなことじゃ、というだけでは、はい、すみません、で以上終わり。その後の改善は見込めず、また同じことの繰り返し。

この場合には、たとえば「遅刻すると何かあったのではと不安になる、心配するもんだぞ」など、その根底にある感情の部分を伝えること。

これにより部下は、心配かけるんだ、確かに。上司には責任があるしな。じゃぁ迷惑かからないように遅刻しないようにしないと...と考えるようになるんですね。

表面上ではなく、根底にある感情の部分を伝えることで部下の意識と行動を変えていく。ここに注目していきましょう。

4)メッセージとして伝える

メッセージとして伝えるとは、単にこれはダメ、あれはこうしろ、と命令するのとは違い「私はこう思うが」という形で伝えるもの

先ほどの遅刻の例に戻れば、遅刻はダメ、そんなことじゃ、というのは相手の悪い点を指摘しているだけですが、ここで「私は心配なんだ」という「私」を主語にて相手にその思いを伝える。

前者は「ユー(You)・メッセージ」、後者は「アイ(I)・メッセージ」と呼ばれるものですが、この自分を主語にした「アイ・メッセージ」で相手に思いが届きます

何か部下が失敗した時「何やってんだ、バカ野郎」は、お前は何をやっている、という、ユーメッセージ。これをアイメッセージで思いを伝えると「俺はお前に凄く期待しているんだ。だから俺はこの仕事も任せたし...」というメッセージに変わります。

そうなれば部下の方も、そうだったのか、上司の真意はそこにあったのか。上司をがっかりさせてしまった。これからは今まで以上にしっかりしていかないと...と言葉が届き、部下の意識や行動を変えていくことにつながります。

5)考えてもらうこと

単に部下を頭ごなしに叱るのは、この場を早く切り抜けたい、早く終わらないかな、と逃げることばかり考えさせる結果になるだけです。

叱るのは、部下に同じミスを繰り返さないようにするため。

部下には「叱られる」「早く終わってほしい」という思いではなく、起きたことに対して「自らの問題」としてとらえてもらうことが何より重要で、

  • ~となったのはなぜだと思う?
  • どうしたら良かったんだろう
  • 同じことをしないようにするには何が考えられるだろうか
  • そのために今できることはなんだろう
  • 今後に向けてどうすれば良いと思う?

など、部下自身に考えてもらうよう促すことが非常に大きなポイントになります。

自分自身で問題を見つめ直してもらい、更に答えとして部下自身から言葉をもらう。部下から発せられる言葉は部下自身の記憶に良く残り、自分で行ったその言葉にも責任を持つようになるものです。

これは「コーチング」と呼ばれるものですね。

6)期待を添える

悪い点だけでなく、良い点もしっかり見ているよ、というメッセージを伝えることも、部下が失敗を受け止めるのにはとても重要。

そこで「xxxにはいつも助かっている」など「ねぎらいの言葉」を最後に入れる

部下からしてみれば、

「今回は失敗して叱られているが、こうして良い点もしっかり見てくれているんだ

ということが伝わり、それが

「これからは二度と同じ失敗しないようにがんばらなくては」

という失敗を繰り返すことなく前に進む気持ちにつながる、というものです。

他にも、部下のタイプによって叱り方を工夫する、というのもありますが、ここまで見た6点をしっかり押さえて部下に愛情をもって真剣に叱りましょう。

部下の叱り方:メールのメリットとデメリット

上司の中には口頭で叱らず「メールで叱る」という場合もありますが、メールで叱る場合、何に気を付けないといけないか、最後に見ておきましょう。

まずはメールで叱る「メリット」と「デメリット」から。

メールで叱るメリット

メールは時間に拘束されずに自由に書けるもの。また相手が目の前にいないことから自分もゆっくり考えることができる、というのが最大のメリットになりますね。

  • 自分もゆっくり考えられる
    • 時間があるので、上司自身も改めて考えを整理/まとめることができる
  • 何度も読み返せる
    • 文字なので、上司自身も部下も何度も読み返すことができる
  • 文字として残せる
    • 文字として残るので、何かの時に改めて読み返すことができる
  • 声、表情が含まれないので、淡々とメッセージが伝えられる
    • 純粋にメッセージとして送ることができる

こうした理由からメールで叱る上司もいますが、デメリットが想像以上に大きいのも特徴。

メールで叱るデメリット

メールを書く主体は上司自身。自分の思い中心になってしまい、叱られる相手(部下)は一方的に読まされるだけ、ということもありますが、文字であることが最大のデメリット

  • 誤解の元
    • 文字表現に対して複数の受け取り方ができ誤解される場合がある
      (これは文字情報の限界)
  • 一方的になりがち
    • 怒りの気持ちが優先してしまうと一方的になりがち
  • 弁明の機会を与えない
    • 部下に読ませるだけで、弁明の機会を与えないことになりがち。
  • やり取りが始まると大変
    • 仮に部下からの返信で「それは違う」、などとやり取りが始まれば、その1件を落ち着けるのに非常に時間がかかる。(場合によっては何日もかかる)
  • 本題から外れ収拾がつかなくなることも
    • やり取りが長引けば、話が本題から外れ色々波及し、収拾がつかなくなる

こうしたデメリットが噴き出せば、叱ることで部下を良い方向に向けるどころか、部下のモチベーションはダダ下がり。上司部下の関係悪化にもなり、何のためにメールしているのか意味が全くなくなります。

後で口頭で対話する必要性

文字情報は、書き手が意図する通りに読み手が理解するとは限りません。だからメール連絡でも重要な事は(誤解があってはいけないところは)改めて口頭で説明などをするものです。

これからすれば、メールで叱るのは極力避けた方が賢明です。

仮にメールで叱る、という方法をとったとしても、「あの件についてちょっといいか?」と声をかけて、改めて話をするのが双方にとって良い結果をもたらすことに。

ちなみに文字情報、という点でよく聞く「メラビアンの法則」。「3Vの法則」「7・38・55ルール」などと呼ばれるものですが、人が受け取る情報は「言語7%、聴覚38%、視覚55%」と言われます。

これに基づいて言語情報(この場合ではメール)だけでは7%しか伝わらない、と言われたりしますが、実はこれ正しくなかったり。

この「メラビアンの法則」は、「どちらとも受け取れる内容」に対して「言語情報ではなく視覚情報、聴覚情報を重視する」ということを言ってます。

結局言語はどちらとも受け取れる場合も多く、読む人によって理解の仕方も様々なケースも出てきます。これはメールも同様で、そうなると、聴覚、視覚情報を付けた上で(実際に面と向き合い、顔の表情や声の大きさ、声のトーンが伝わる状態で)伝える、ということがどうしても必要になりますね。

メールで部下を叱る場合は、メールを出した後、改めてその内容について1対1の口頭で話し合いの場を設ける。これが叱る内容をしっかり伝えること、またその後の人間関係においても非常に重要、ということになります。

メールでの叱り方

メールで叱る場合のポイントは、口頭で叱る場合に同じです。

  • 1)理由を明確にする
  • 2)根底にある感情を伝える
  • 3)メッセージとして伝える
  • 4)考えてもらうこと
  • 5)期待を添える

口頭で叱る場合では、この5点に加えて「個別に話す」のトータル6つのポイントがありますが、メールはそもそも個別なので、この5つをポイントを押さえて行きましょう。

メールならではの叱り方

口頭とメールの違いでもう1つ。

1対1で向き合って話せば、声の大きさ、声の調子、顔の表情などから、同じ表現でもそのニュアンスが異なるメッセージ(正しいメッセージ)として伝わります。

メールの場合、声や顔の表情がないだけに、ちょっとした言い回しが意図せず命令口調に見えたりする場合もあり、ここは要注意。

たとえば、丁寧に表現しているつもりの「~してください」。前後関係もありますが、失敗して意気消沈している部下かかからしてみれば、「~しろ」と言わんばかりの命令の言葉としてとらえてしまう場合もあります。

こういった時は、~するようにしましょう、など置き換えれば良いですが、誤解のない表現、相手を追い込むような表現、一方的に受け取られる表現とならないよう、メールの場合(文字情報の場合)には細心の注意が必要です。

あなたの周りにもきっと1人や2人はいるはず「使えない部下」。 使えない部下に対しては上司はストレスでイライラもMaxになり、ついつい呼び出し怒鳴りつける、叱りつける、みたいなことにもなりますが、それって実は効果はまったくなし。 ダメ...

部下を人前、メールで叱るポイントまとめ

  • 部下を叱る場合には、人前は避ける
  • 怒ると叱るを理解する
    • 怒りとは、単に自分の感情を開放するもの(自分本位)
    • 叱るとは、相手のためを思って行うもの(相手本位)
  • 叱り方のNG集
    • 批判や人格否定、過去の話はしない
    • 他の人を引き合いに出さない
    • 追求しすぎない
  • 上手な叱り方
    • 1)個別に話す
    • 2)理由を明確にする
    • 3)根底にある感情を伝える
    • 4)メッセージとして伝える
    • 5)考えてもらう(自分の事としてとらえてもらう)
    • 6)期待を添える
  • メールで叱るデメリット
    •  文字情報は正確に伝わりづらい、文字情報は誤解を生むことも多くある、
    • 一方的になったり、弁明の機会を与えない
    • やり取りが始まると大変、時間がかかる
    • 本筋から外れて収拾がつかなくなることも
  • メールを使っても、後で必ず口頭で対話することが重要
  • メールでの叱り方は、口頭での叱り方とポイントは同じ

上司が部下を叱るのは、部下のためを思ってこそのもの。決して上司のうっ憤を晴らすためではない、ということが大本で、ではどうすればよいか、はそこから全て紐づくものです。

口頭で叱る、状況的に難しければメールで叱る。部下の立場も考えて、周囲に人がいないところで1対1で会話する。部下の事を思い本気で叱れば、その言葉は必ず伝わり、部下の意識と行動を変えていくでしょう。

部下を叱る、というのは上司の1つの重要なスキル、と見ることができますね。

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