嫌なことがあった、言っても仕方ないことだけど言いたい!
普段なら会社の同僚や友達と憂さ晴らし的に話ができる愚痴ですが、内容によっては同僚や友達にも話せない愚痴、話しても聞いてもらえない愚痴、また状況によっては周りに同僚や友達などもいない、という時もあるでしょう。
そんな時に頼りになるのが、なんとっても妻。妻に愚痴を聞いてほしい、でも聞いてくれない!なって時にはどうしたらよいか?
ここではそんな夫のために「妻に愚痴を聞いてもらう3つの対処法」を見て行きましょう。
妻に愚痴を聞いてほしい時
誰に話してよいのか分からない
仕事でどうしても納得ができない!何かに憤りを感じた!という時など、通常であれば同僚とのお酒の席で愚痴を言い合ったり、友人に話を聞いてもらったりして、
「そうなんだよなー、俺もそうだよ」
「あるよなー、そういうこと」
など共感してもらったりでストレスを発散させ、できれば家庭には持ち込みたくない、という男性も多いはずです。(私もその一人です)
それでも、会社で自分ひとりだけが孤立してしまう、というような状況に陥ったり、信じていた友人に裏切られる、といった大きな問題を抱えた時は、簡単には話すことはできずに「誰に話して良いのかわからない」という場合ももありますね。
表面的な付き合いでしかなかったのか
会社の同僚などの場合、普段は気軽に飲みに行き上司について文句を言い合ったりしているにもかかわらず、こういった大きな問題を抱えてしまうとどうでしょう。
そんな時には、普段軽口叩き合っている同僚にも胸の内を打ち明けることができず、悲しいことに「同僚とは所詮それだけのつきあいでしかない」とか「表面的な付き合いでしかなかったのか」ということを実感させられることがあります。
なんでも言いたい放題言える飲み会などにしても、実際にはその場にふさわしい内容というものがあり、いきなりそこで重たい内容について話すと
- 「おい、おい、どうしちゃったんだよ」とか、
- 「何急にそんな話をしてるんだ」
みたいに引かれてしまい、それが分かっているからこそ愚痴でも話すわけにはいかない、という場合も多いものです。
そんな時には普段から最も信頼できる家族、中でも普段から苦楽を共にしている最も身近な存在である妻に愚痴を聞いて欲しい、妻にしか言えない、ということにもなりますね。
たかが愚痴、されど愚痴
ここで問題となるのは、普段から愚痴をこぼせる夫婦関係であれば良いのですが、あまり会話のない夫婦の場合、いざ何かを相談したかったり、話を聞いてほしい、といった場面でも、なかなかスムーズに切り出せないことも多い、ということ。
- こんなこと話しても相手にされない、といった諦めや、
- 愚痴や相談などしたら恥ずかしい、といった照れ、
もあるでしょう。
実際に私も妻に何か話を聞いてほしい場合、話し出すきっかけが中々つかめずに、愚痴と言えでも話が切り出せなかったり、お酒を飲んでからなんとなく気を使いながら話を始める、といったことも少なくありません。(結局当たり障りのない内容に終わってしまったり)
こうなると、たかが愚痴、されど愚痴、みたいな感じですね。

どうして妻は愚痴を聞いてくれないのか
愚痴と言えど話すのに勇気がいるものですが、何とか聞いてもらいたい、といった夫のそんな思いもつゆ知らず、いざ妻に愚痴をこぼしても「まったく聞いてくれない」(泣)なんてこともしばしばです。
世の中の男性がスナックやクラブなどに通うのは、クラブやスナックのママたちは話を聞くことが上手であるからというのが大きな理由のひとつです。ママたちは当然、お仕事ですのでそれなりにきちんと話を聞いてくれますが、妻というのはそういうものではありません。
それでは、妻が愚痴を聞いてくれない原因をまず考えていきましょう。
普段の男性の態度
まず、最も大きな理由のひとつは普段の男性の態度によるもの。
どちらかといえば女性は男性よりも話すことが好きで、普段から夫にあれこれと様々な話題を話しかけています。もちろん、その中には普段の生活の愚痴も含まれています。
しかし、多くの男性は女性の話に耳を傾けているでしょうか。自信を持って聞いているという人は中々いないと思います。
男性は女性に比べて、我慢するのが美徳みたいなところもありますし、あれこれ話すのはみっともない、みたいなところもありますね。
そういった考えが何となくついてしまっているところから、男性同士でもなかなかあれこれ話をする、相手の話を聞く、という習慣がそもそもなく、妻のいろいろな話題も、
- ある意味面倒、ということで真剣に耳を傾けない、
- 聞き流して終わり、
というパターンも多いものです。
これでは、いざ話を聞いてもらおうとしても、普段からそうされている妻からしてみれば、聞く耳持たない、適当にあしらう、と同じ対応をとられてしまうことにもなろうというもの。
話が一方的すぎる
他にも、夫が妻に話す場合にありがちなのが、話が一方的すぎる、という点があります。
例えば仕事の悩みでいえば、あなたは職場の状況をよく知っています。しかし聞き手である妻は当たり前ですが全くそうではありません。また、仕事のことになると、話し手である夫は当たり前のように知っているからこそですが、生活の中で普段使わない専門用語なども出てくる場合がありますね。
このような場合、妻にはかみ砕かなければ分からないのは当然で、そんな話を延々とされても聞くのが面倒になるだけです。何一方的に話しちゃってんの、などと思われて、自分の話は聞いてもらえないのは、ある意味当たり前。
こういった時に取りがちな夫の態度として、
- 「理解力が足りない」
- 「自分の話を真剣に聞いていない」
- 「分かろうとしてくれない」
と感じて怒って話を止めてしまう、妻が気分を害して逃げていく、ということで、話を聞いてくれない大きな原因にもなりますね。
妻に愚痴を聞いてもらう対処法
では、妻に愚痴を聞いて欲しい時の対処法にはどのようなものがあるのでしょうか。先に出た「話しを聞いてくれない原因」に照らし合わせて、3つの対処法を見て行きましょう。
1)普段から妻の話を聞く
何かの時に話を聞いてもらうには、妻の話もしっかり聞くのが当たり前。ということからまず最初に心得るべきは、普段の生活から妻の話をきちんと聞くようにする、ということ。
相手の話を聞くのは円滑な人間関係を築くために最も基本的なことになりますが、自分が望むことはまず自分から相手に行うようにする、ということですね。
確かに女性と男性ではコミュニケーションの取り方などの違いがあるし、仕事から疲れて帰ってきて人の話を聞きたくない、面倒、という場合もあるでしょう。非常に近い関係にある夫婦間で遠慮などはいらないとなれば尚更です。
事実、年齢を重ねるほどに会話がなくなっていく夫婦も少なくありません。普段からの信頼関係があるからこそ、いざという時に話ができる、ということを忘れてはいけません。
2)分かってくれるのは当然と思わない
2つ目は話し方です。
話しの内容が愚痴であったとしても会話には変わりありません。そして会話である以上、言葉のキャッチボールが必要なので、聞き手である妻にも分かるように話しをする必要があります。
距離が非常に近い関係である夫婦では、こんな事いちいち説明しなくても分かるだろう、なんですぐわからないかな、など、分かるように話す、というのがなかなか難しいものだったりしますね。
これが夫婦での会話を難しくさせている原因の1つですが、実はこれは夫側の甘えです。
普段、一緒に過ごす時間が長い関係の場合、心の中で「自分のことをわかってくれている」と思いがちです。そのため、
- 話を理解してもらえなかったりするとついつい腹が立ち、
- 相手にいらいらしてしまう
ということもありますが、相手からしてみれば、分かるように話してくれないのだから、分からなくて当たり前、というものです。
妻からすれば普段会社で夫がしていること、会社での人間関係など、なんとなくは分かっているだけ。目の前で実際夫がしていることを見ているわけではないので、分からないのも当たり前のこと。
- それをさも妻は分かってくれている、ということを前提として話をしても、
- 妻からすれば分からないからイライラするだけの話に終わります。
相手に分かるように話す、この基本をしっかり押さえましょう。
3)笑わせるぐらいの気持ちが大切
最後の3つ目は、愚痴、というマイナスの話をするには、それを聞く妻もつらいし面倒事ということを意識する。
誰だってお酒の席ならまだしも、嫌な話は聞きたくないものです。
それでも愚痴を聞いてほしい、愚痴が言いたい、となれば、聞き手である妻にとっても負担にならないように話をする、ということを心がけるのが良いですね。
- また愚痴が始まったよ
- もうあなたの話はうんざり
などと思われたら、今後更に愚痴を聞いてもらうというのも例え夫婦間でも難しくなります。
妻に愚痴を聞いてほしいと思ったら、それをネタに笑わせてあげるくらいの気持ちで面白おかしく話すこと。そうすれば聞いてもらえるだけでなく、笑い飛ばして気持ちが楽になる、という効果にもつながりますね。

愚痴を聞かない妻まとめ
- 妻が愚痴を聞いてくれない理由
- 普段から妻の話を聞いてないから、いざという時に話を聞いてくれない
- 一方的に話をするから聞いてくれない
- 妻に愚痴を聞いてもらうための3つの対処法
- 普段から妻の話を聞く
- 分かってくれるのは当然と思わない
- 笑わせるぐらいの気持ちを持つ
自分がつらい時、妻という存在がどれほど大切なものかが良く分かります。
普段からたわいない夫婦の会話、意味のない会話と思えても、それら1つ1つが夫婦間の絆、信頼を高めていくものでもありますね。
仕事で疲れていても、それは実は妻も色々な事で疲れていたりして同じことと思い、そんな妻の話に耳を傾ける。それが妻に愚痴を聞いてもらうための第一歩だったりします。
分かってくれて当然と思わずに、全く事情を知らない人に話すように分かりやすく話をする、愚痴、というマイナスの話でも笑わせて一緒に楽しむぐらいになれれば、それだけでストレス発散にもなるし、妻も話を聞いてくれるようになると思います。
単に、愚痴を聞いてくれない、どうして聞いてくれないんだ、と思わずに、話を聞いてもらうには、まず自らを振り返ってみる、ということをしていきましょう。
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