職場の恋愛は、いろいろと気を付けないと大変なことになるので要注意。
「ふられる告白」にはそれなりに典型的なパターンがありますし、振られないまでも、告白しても保留にされてしまい答えがいつまでたってももらえない、告白で相手に大きな迷惑をかけてしまう、などの場合も出てきます。
異動時や退職時に告白する場合もありますが、この場合も同じ。
ここでは、職場恋愛の告白でふられるパターン、迷惑となる告白や保留とされる告白など、社会人としての恋愛のスタートはどうして行けば良いかを見て行きましょう。
ふられる告白の典型的パターン
同じ職場内での告白でも、
退職や転勤など異動のタイミングの告白でも基本は同じです。
まずは告白してもふられてしまうパターンから見て行きましょう。
単なる思い込みの告白
この人、絶対自分に気がある!など、「脈あり」と自分だけが勝手に思っていたり、良い雰囲気で一緒にいられる、絶対いける!などと思っていたのに、相手は自分のことを恋愛対象として見ていない、なんてことはよくあります。
相手がとても良いリアクションをする、好意を向けられているような対応をする、と言って、必ずしもそれが恋心や恋愛につながるとは限りません。
というのも、社内恋愛とは、どういった状況での話なのかをまず考えれば分かります。
社内恋愛は勿論職場での恋愛です。
職場は働く場所。給料のため、生活のために働く場所であり、そこであからさまに人間関係を悪くしたい、なんて思う人はそうそういません。(結果として悪くしてしまう人は勿論います)
ということから、関係する人に対しては丁寧に接する、愛想よくする、というのが基本となることはちょっと考えればわかること。
良いリアクションをしてくれたり、
好意を向けられた対応をしてもらえるのは、この一環である可能性が大いにあるわけです。
単純な思い込みだけで「これは脈がある!」と安易にとらえて告白すれば、それがたとえ退職や移動などの大きなタイミングであっても、勝手な独りよがりの想いの可能性も高く、簡単にふられてしまう、ということにもなりますね。
相手の状況や立場を考えてない告白
職場は、仕事に集中したいと思っている、物凄く多忙な時期でがむしゃらに働いている、という人も多いもの。想いを寄せる人がそういった場合には、
- 今は恋愛は2の次3の次、とにかく今は仕事をこなしていくぞ
このように日々格闘している時期もあり、
告白してもあなたのことが好きとか嫌いとかではなく、単純に恋愛は今考えられないというところから振られる可能性も高い状況もありますね。
こうしたケースがあることも念頭に、
事前に告白したいと思っている相手の「仕事に対する意識」や「忙しさ」などを会話の折に触れて聞いておくと良いかもしれません。
つまり会社で働く社会人として、
相手の状況が今どうあるのか、という基本的なところに頭が回ってなく、自分の気持ちを一方的に押し付ける、ともなれば、ふられる確率もおのずと上がるというものです。
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脈ありを見分けるタイミングとは
一歩踏み込んだ会話がない
他にもふられるパターンとして、
以下の事があります。
- 相手と深みのある話、一歩踏み込んだ会話をしていない、
深みのある話、一歩踏み込んだ会話、といっても曖昧な感じですが、つまりは、何かを恐れて表面的な話し、当たり障りのない話しかしていない、というところです。
こうなると(当たり前ですが)会話も日々普通に繰り返される日常の中に埋没して、相手の印象には全く残らない。つまり何か気にしてくれることもない、恋愛対象として見てくれることもない、同僚や上司、といった枠から出ることはない、となりますね。
こうした場合には、あくまでも同じ会社で働いているだけの仲間から出ることはありません。こんな中でいきなり告白しても、「いや、単に仕事仲間としてしか見てませんから」と、ふられる可能性が高いということになりますね。
「この人と付き合いたい」という思いが強いのなら、こうならないよう怖がらずに一歩深い会話をすることが第一歩。
また、相手の気を引く、恋愛対象として気にかけてくれるようにするためにも、やはり一歩踏み込んで会話をしてみる、というのが相手の心の中にあなたの存在が大きくなるきっかけになりますね。
特に職場の恋愛は相手と一緒にいる時間が多いのも特徴で、仲間という枠から出るためにも何気ない日常会話だけでなく、一歩踏み込んだ会話をしてみる、そういった中で思いを寄せる人に自分の事をより良く分かってもらうとともに、相手の事も理解する。
その上で告白するなら告白する、というのが告白の成功確率を上げるし、告白後お付き合いが始まっても「こんな人だとは思わなかった」となる可能性も低くなりますね。
迷惑になるパターンとその回避法
職場の告白では、他にも気を付けることはたくさんあります。
自分は相手が好きだけど
相手が必ずしも自分のことを好きだとは限りません。
最近ではスマートフォンは誰もが当たり前のように使いますが、社内でSNSを利用することも多いでしょう。中にはSNSを使って社内恋愛を成功させたいと思う人もいますが、SNSを利用する場合、気を付けないと大迷惑に発展しないとも限りません。
SNSには気を付けろ!
SNSは手軽です。
その手軽さに乗じて好きな人にだけSNSを使ってメッセージを送って自分の気持ちを伝える、ということを考える。
二人きりで食事に行きたいとメッセージで送ったり、かわいいと伝えてみたりと自分なりに想いを伝えたとします。思い切って愛の告白まですることもあるでしょう。
それでも相手がどのような態度を取っているのかを考えないで告白すると、意に反して相手に恐怖心を与える、ということにもなりかねません。
社内の立場上、あまりリアクションをしない、ということもありますが、それにも関わらず手軽さも相まってどんどん押しまくりエスカレートすると、これまもう最悪です。
セクハラと思われる可能性もあり、それが上司や人事などの関連部署に伝わったら大ごとに発展します。(退職した後のタイミングでも、人間関係で話は広がりやすいので注意するのは同じです)
またSNSは気軽さ手軽さもある反面、
関係ない人に送ってしまったり、
一斉送信などともなれば大迷惑でこちらも大ごとに発展します。
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押しすぎるのは大迷惑
SNS以外であっても同じことで、
相手があまり反応しなかったからと言って押せば良いというわけではありません。
ドラマにはそうしたシーンもあると思いますが、それはあくまでドラマや物語の世界の話。
現実に同じことをすると告白された相手は、
「はっきり断るとギクシャクする」と思ったり、または「全然気がないし面倒に思う」、ということから反応しないのです。
男は度胸だ、押して押して押しまくれ、などといった単純な発想で相手の立場も考えず、あまりにもしつこく迫ってしまうと大迷惑。
迷惑というレベルですめばまだよい方で、いろいろな人を巻き込む大問題に発展する可能性もあり、良い返事、反応がなければ、あきらめる、ということも肝心です。
相手も自分に好意を持っていれば、そのものずばりのOK返事まで行かなくても、あなたの心を気遣う返事が来るはずで、それがない場合には、この子は脈がない、と思った方がよいでしょう。
しつこく言い寄れば相手の気持ちも変わるはず、など、学生気分で押せばそれだけ迷惑度も大きくなり、我慢できなくなりその相手が職場で問題として上司などに相談するなど、他の人を巻き込む問題へと広がる可能性も大きくなります。
職場での恋愛、お互い社会人として責任ある立場と行動が求められる場所でのお話し。
相手に迷惑をかけるような告白はしない、それがたとえ異動や退職などのタイミングでも同じことで、社会人としての大人のルールをしっかり念頭に置いておくことが大切になりますね。
保留にされてしまうパターンとその回避法
職場で恋愛に発展するケースは多いとは言え、ここまで見てきたように、同じ職場で働いているだけにとても繊細に扱う必要がありますね。
好きだからと言って必ずしもうまくいくとは全然限らず、告白してもふられる場合もあれば、相手に迷惑をかけてしまう場合もあり、その他にも、返事や反応がなく「保留されてしまう」ということもあります。(つまりお目当ての人がどう思っているのかが全然分からない)
この保留はどのようなパターンでそうなるのか、保留されないためにはどういったタイミングの告白が良いのかもみておきましょう。
居づらくなると困る
相手と一緒にいて良い雰囲気になることが多く、相思相愛かもしれないと思って正直な気持ちを伝えたとします。でも実は以下のようなケースは多いですね。
- 相手には他に好きな人がいる
- あくまでも仕事仲間としか思っていない、
職場の人間関係は非常に狭く、
二人の関係が悪化して居づらくなるもの困る、というとこから、すぐには返事をしたくない/返事ができない、という場合もあるでしょう。
こうした時、本当は断りたいけれど断ってしまうと困る状況になりそうで、返事を保留する、ということにもなりますね。
- 今後顔を合わせることが気まずくなる、
- 仕事のために必ず行かないといけない場所なのに行きづらくなる、
- そうなると生活にも影響が出る、
あくまでも仕事仲間としか思っていない、恋愛対象としてみていない/見られない。
同じ職場であり、一緒に快適に仕事をする良い仲間、として接することが多いことから、仲間意識は強くても、そこから抜け出して恋愛までは考えていない/考えられない。社内恋愛は難しいものともいえるところです。
顔を合わせなくなるタイミング
どうしても相手に自分の気持ちを伝えたい、そして保留されたくない、良くてもダメでも告白に対してはっきりした答えが欲しい、ということでいえば、告白するのは異動や退職などのタイミング。
異動や退職では
「もうあまり頻繁に顔を合わせることもない」というシチュエーションでの告白ともなり、その後の「顔を合わせて気まずくなる」など考えなくても良く、相手も結論を出しやすくなる、返事もしやすくなる、ということは確かにあります。
実は他に好きな人がいて...と言われても、言われた側ももうあまり顔を合わせる機会がないので、なら仕方がない、と諦めもつきやすいとも言えますね。
ただこれは、あくまで「振られたときに自分もあきらめやすい」とか「相手からの反応を得やすい」というだけの話で、告白が成功する、ということではありません。
告白する側が退職、転職、異動する場合、自分に大きな環境変化が起きる中で、思い切って告白する、ということになりますが、その気持ち、本当に自分でそう思うか、または環境変化の中で気持ちが高ぶり、その関係で告白という行動に移っているのか、自分の気持ちを告白前に冷静に確認するのがポイント。
またお目当ての人が退職や転職、異動などで、自分の前から姿を消す、会う機会がなくなる、という場合の告白では、その人は自分の環境変化で大忙しの状況にあることは簡単に想像できると思います。
そうした中で告白して、
果たしてその方があなたの告白を受け止められる余裕があるかはよく考えた方が良いですね。
はっきりした答えが欲しい、答えを保留されたくない、という場合、退職や異動などのタイミングは相手からの答えが通常よりも得やすいタイミング、ということは言えそうですが、告白がうまく行くかどうかは別問題。
自分の気持ちばかりを優先せず、普段から相手のことをよく見て理解していれば、おのずといつ告白するのが相手にとっても良いかも考えられるし、たとえ会う機会が減ることになっても、相手との理解が深まっていれば、その後告白するチャンスは必ず訪れます。
一呼吸おいて、あらためて「久しぶり!元気?近況知りたいし、ちょっとお茶でもどう?」ぐらいの余裕をもって、あせらず改めて二人の関係を構築していくことから始めてみるのも良いですね。
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迷惑な告白や保留のまとめ
- ふられる告白の典型的パターン
- 職場という状況を考えず、単純な思い込みだけでする告白
- 相手の状況や立場を考えてない
- 一歩踏み込んだ会話もなし
- 迷惑になるパターンと対処法
- 相手の立場を考えずに押しすぎる告白
- 職場での大問題、セクハラなどに発展する可能性あり
- 反応が良くなければ潔く諦める
- 保留にされてしまうパターンと対処法
- 職場という人間関係で、居づらくなると困る、という気持ちから
- 顔をあまり合わせなくても良くなるタイミング(部署の異動、退職など)での告白は、保留にさせれず答えをもらいやすい(でも告白が成功されるということとはまた別問題)
職場の恋愛では、告白を成功させるにしろ、迷惑をかける/かけない、保留されずに答えをもらう、というところでは、人間関係が狭い中での話になることから、相手の立場をまず考えることが第一です。
だからこうするべき、これはしてはならない、といった働く大人のマナーとして考えて行くことが、結果として相手にも自分にも良い結果につながりところ。
相手の立場を考える、相手の気持ちを考える。恋愛での基本中の基本ですが、職場においてはここが更に重要になるということになりますね。